内容説明
“女工哀史”の延長線上にあった女子年少労働の実態をどう変革していったらよいのか!彼女らの労働負担が過度であることを、客観的に検証する。
目次
1 生い立ち―一五年戦争のもとで(「治安維持法」下で;反戦意識への転換と深まり ほか)
2 自立―戦争放棄の憲法に無限の喜び(初期の占領政策は民主的;体育専門学校の実習で鐘紡へ ほか)
3 研修―GHQの命令でアメリカへ(ふってわいたアメリカ研修旅行;予期せぬ五か月の滞米生活 ほか)
4 運動―製糸工場・生産の主体は女子労働者(婦人懇談会の活動始まる;ユニークなたたかいの数々 ほか)
5 闘争―怒りに燃えて(福島・小国蚕糸の不当労働行為事件;小国蚕糸・解雇撤回なる ほか)
著者等紹介
塩沢美代子[シオザワミヨコ]
1924年東京に生まれる。1944年日本女子大学家政学部第三類(社会事業専攻)卒業。1946年日本女子大学家政学部社会福祉学科助手(1947年まで)。1948年東京YWCA体育専門学院終了。1949年全蚕糸労連(全国蚕糸労働組合連合会)書記(1963年まで)。1964年名古屋キリスト教女子青年会幹事(1966年まで)。1966年大洋漁業労働組合書記(1970年まで)。1983年アジア女子労働者交流センター所長(2000年まで)。1984年共栄学園短期大学教授。1988年恵泉女学園大学教授(1995年まで)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- ひらりふたり、花の国 セット版1 G2…
-
- 電子書籍
- 謙信びいき