内容説明
文化的な高揚・民衆的な運動が日常生活のすみずみにまで影響を与えた大正デモクラシー期、生活者である「主婦」が新しい生活様式の形成にどうかかわってきたか―女性雑誌が明治末期から大正・昭和初期を通して、情報交流の場として果した役割と意義を考える。
目次
第1章 大正期を中心とするデモクラシー期の女性雑誌
第2章 大正期を中心とするデモクラシー期の住生活改善
第3章 女性雑誌にみる住生活関連記事
第4章 家族だんらんとプライバシー
第5章 衛生・日照
第6章 住まいの管理
第7章 洋風住宅へのあこがれ
第8章 住生活の共同化・グループ住宅
第9章 むすびにかえて
附章 関東大震災前後の住生活の変容
著者等紹介
久保加津代[クボカツヨ]
1945年金沢市に生まれる。1968年奈良女子大学家政学部住居学科卒業。1970年同大学院終了。現在、大分大学教育福祉科学部教授(住居学・家庭科教育学)、博士(学術)
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