内容説明
父・吉野作造が伝えた民主主義、ライトに学んだ建築、昭和初期に活躍しながらも表舞台から去った日本初の女性建築家土浦信子。インタビューをもとに知られざる信子像を描き出す。
目次
第1章 本郷(父・吉野作造;吉野作造と女子教育 ほか)
第2章 カリフォルニア(アメリカへ;西ハリウッドのスタジオ ほか)
第3章 ビッグ・リトル・ノブ(タリアセンへ;ライトとの日々 ほか)
第4章 婦人建築家として(建築家をめざして;婦人建築家 ほか)
第5章 昭和を生きる(自邸とモダンな暮らし;レディス・カメラ・クラブ ほか)
著者等紹介
小川信子[オガワノブコ]
1929年生まれ。1952年日本女子大学家政学部生活芸術科住居専攻卒業。工学博士。日本女子大学名誉教授・北海道浅井学園大学教授。住居学専攻、日本生活学会会長。1986年7月から約1年間、スウェーデン王立工学科大学建築機能分析研究室スベン・ティーベイ教授のもとで客員研究員。著書に『日本の保育』(共著、ドメス出版)、『子どもの生活圏』(NHKブックス)、『住まいと住環境』(責任編集、朝倉書店)、『ストックホルムの建築』(共著、丸善)、『スベリエ手帖』(ドメス出版)、『先端のバリアフリー環境』(共著、中央法規出版)ほか
田中厚子[タナカアツコ]
1954年生まれ。東京芸術大学美術学部建築科修士課程修了。Southern California Institute of Architecture修士課程修了。アメリカの建築事務所勤務、東京芸術大学美術学部建築科助手をへて、アクセス住環境研究所代表、アメリカ、カナダでの9年の生活経験を通し日米住宅史、異文化間建築交流史を研究。著書に『アメリカ木造住宅の旅』(共著、丸善)、『建築史の回り舞台』(分担執筆、彰国社)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 影をなくした男