内容説明
農村における男女共同参画社会実現のために。「生活改善普及事業は、女性農業者の地位をどこまで向上させたのか」を実証的に追求した労作。農村が、都市生活者にとっての真にゆたかな「ふるさと」となるための理解と、新しいビジョンや諸施策策定のための基本的必読書である。
目次
序章 なぜいま“女性農業者の地位”か
第1章 予備的考察
第2章 農村生活の改善を望んだ人びとの言説にみる農家の女性の地位向上
第3章 農村・農家生活診断指標と女性農業者の地位
第4章 生活改善普及事業初期の生活改良普及員の活動―三重県S元生活改良普及員のケース研究から
第5章 農村の生活課題の変化と農山漁村女性・生活グループ活動
第6章 男女平等の生活文化と無償労働の評価―一九九七年度下半期の農業者夫妻の生活調査から
終章 女性農業者の地位向上にかかわる生活文化の創造
結論 21世紀を生きる日本の女性農業者の地位向上に向けて
著者等紹介
天野寛子[アマノヒロコ]
1940年生まれ。1963年昭和女子大学文家政学部生活科学科卒業。1968年昭和女子大学短期大学部家政学科専任講師。同助教授を経て、1989年昭和女子大学短期大学部生活文化学科教授。現在に至る。2000年昭和女子大学博士(学術)。専攻は生活経営学(家族福祉)
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