目次
問題提起―脱文脈化としての情報化
1 情報の発信と咀嚼(「生活」というコンテキストと「情報」―災害時における情報伝達と流言;伝達媒体としての建築物―天理教の「神殿」「おやさとやかた」普請をめぐって;活字文化テクノロジーと近代読者;野外調査と電縁ネットワーク―パソコン通信による地域情報の発信と咀嚼)
2 人間の側の変化(電話コミュニケーションの変容;情報化と生活意識の変化―情報の「多層化」と生活意識の「演劇化」;近代都市の成立と写真)
3 情報の価値と「情報産業」(情報の価値と流通;「経済と情報」の日本的空間―その伝統と変容;「情報産業論」の再考)
4 総括討論