出版社内容情報
Ⅰ 歴史と文化
1 嘉納治五郎思想の継承と課題
2 柔道技術の源流
3 警察柔道の歴史
4 女子柔道の発展史
5 国際教育・普及の課題
6 海外指導の諸問題
Ⅱ 教育と指導
1 指導論
2 保健体育における柔道の現状と課題
3 学校柔道指導法
4 高校柔道研究会の成果
5 少年柔道クラブのあり方
Ⅲ 競技と強化
1 競技分析からみた世界柔道選手権大会の推移
2 選手養成と強化システム
3 国際選手強化の課題
4 国際試合の現状
5 全日本柔道の展望
6 全日本女子の未来
Ⅳ 強化と科学
1 トレーニングと技術力
2 科学サポートの可能性
3 柔道選手体力論
4 減量の栄養学
本書は、柔道の各分野における若手の研究者達が、過去、現在、未来を視野に入れながら各々の専門的視野から、経験し研究し分析したものをテーマとして、柔道の21世紀はどうあるべきかという視点から、幾つかの問題に対する示唆を与えてくれたものである。
最初に歴史と文化面についての問題を、次に、多くの事例をもとに教育としての指導に関する報告をまとめたものを、そして3番目には競技と強化について、国際試合をもとに強化の立場からの声を報告している。最後に、科学的分析をもとにした報告がなされている。
柔道の原点を見つめなおし、それをもとに将来どう柔道の発展に立ち向かっていくかを考えるとき、良き参考書となり得るものと確信する。
国際的スポーツとして目覚しい発展を遂げた柔道の原点を見つめなおし、将来の発展の方向について、研究・指導の第一線で活躍中の執筆者による力作。柔道の歴史と文化、学校やクラブにおける教育指導の方法や課題、国際試合の現状や選手強化システムの課題、科学的トレーニングのあり方等々、各方面からの報告・提言を集めました。
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- 和書
- 露の雫