内容説明
本書は、「犯罪との戦いの歴史」を豊富な写真で図解するユニークな博物図鑑です。殺人や窃盗をはじめ、詐欺、密輸、放火にいたるまで、ありとあらゆる犯罪の手口を解説。それに対する捜査の手段と、DNA鑑定を含む最新の鑑識技術をあますところなく紹介していきます。犯行現場に残されたわずかな手がかりからどうやって容疑者を割り出すのか、誘拐犯の電話の声から果たして犯人が突きとめられるのか―刑事ドラマでおなじみの興味深い話題も満載です。
目次
犯罪と社会
裁判と刑罰
賞金稼ぎと盗賊逮捕請負人
盗みと押し込み
詐欺
偽造
殺人と誘拐
禁酒法時代
世界のギャングたち
密輸と海賊行為〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
春ドーナツ
16
略奪者を英語にするとlooter。ヒンズー語の「lut」(盗み)が由来。空想。東インド会社設立後に生まれた言葉なのだろうか。*サー・ロバート・ピールはスコットランドヤードにロンドン警視庁を創設。制服に注目すると、襟は背後から首を絞められるのを防ぐ為、学ランみたいに頑丈に作られている。帽子も踏み台にできるくらいカチンカチンだった。腕章は勤務中であることを示す。ん。*アルカトラズ刑務所で54年間服役した殺人犯ロバート・ストラウドが著した「鳥類解剖学」の表紙裏にはチェスのセットがつけられていた。ん。2018/12/24
もとせ
1
10頁【法と秩序。警察官の制服。1822年から30年までイギリスの内務大臣を務めたサー・ロバート・ピールは、スコットランドヤードにロンドン警視庁を創設した。当時の警察官たちは、彼の名を縮めて「ピーラー」とか「ボビー(ロバートの愛称)」と呼ばれた。警察隊の制服は、特に人目を引くものだった。以下図解/背後から首を絞められるのを防ぐ襟。/警察官のシルクハットは、頭を守るため強固につくられており、踏み台にできるくらい頑丈だった。】2017/04/26