目次
第1章 不幸を撒き散らす男―『勝田清孝・広域重要手配一一三号事件』
第2章 おれは血も涙もない冷血動動だ―『大久保清・八女性誘拐殺人事件』
第3章 戦後最大、日本のシリアルキラーの犯罪―『古谷惣吉・広域重要手配105号事件』
第4章 孤独なランナー―『永山則夫・広域重要手配108号事件』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みや
31
日本で起きた4つの連続殺人事件を紹介する犯罪ノンフィクション。当時は世間を大激震させたらしいのだが、永山事件以外は知らなかった。これらの事件を霞ませてしまうような大事件が、その後に数多く起こされたからなのだろう。人間の悪意は止め処ない。複数の県に跨る出張殺人は日本では少ないと思っていたので、特に興味深かった。このような通り魔的事件を読むと、自分の日常が突然壊されることもあるのだと再認識させられる。その可能性は非常に低いが、絶対に無いとは言いきれない。外出している際には常日頃から危機意識を忘れずに。2018/11/26