内容説明
本書では最新の研究成果にもとづいて、ローマ軍の圧倒的な強さ、切れ者の皇帝、賢帝、愚帝、狂気の皇帝たちの行動、またどのように属州を統治し、支配していたかなどについて紹介します。これはすべて2000年ほど前に起こったことですが、本書では歴史の“現場”を再現する写真と迫真に迫る活気にあふれた文章が、ローマ帝国を20世紀の読者の前に生き生きとよみがえらせてくれるでしょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rosetta
19
ローマ人の一日や古代アテナやローマの観光案内の体で歴史を語るフィリップ・マティザックの著作をビジュアル化したような大変面白い本。子供向けらしいが十分楽しめる。シリーズで他にもあるので全部読んでみたい。ローマ人の生活や活動を再現したシーンを写真で解説。大判で見開きごとに一つのテーマを取り扱うので考察は当然深みが足りないが、それは活字の本で補えば良い。多分時代考証もしっかりしているんだろうな。戦いや宴や商いの様子、奴隷の仕事ぶり、フォロ・ロマーノの景色等読んで知っていたことを目で見て確認する様な体験2022/10/08
金監禾重
4
画像メインでローマ帝国の通史や文化が詰め込まれているだけでなく、歴史家のバイアスなんてことまで書かれている結構すごい本。以前から思っていたが、ローマ式のうつ伏せの宴会は体がつらそうだ。2022/08/15
弥都
0
史上最強とされたローマ帝国に関する歴史の記録。現在の西ヨーロッパ諸国の基礎となり、人々が集まる流通の場所だった。リアルな撮影写真と記述が掲載されていて想像しやすいが、それが好奇心と興味を更に高まらせている。当時の様子を映像で見てみたいと思った。2024/10/21