内容説明
有名な絵画を、遠近法という視点から検証した新しい美術図鑑です。カラー写真、図版、模型を用いた解説でより詳しく作品を知り、まさに「遠近法」の技法を用いて、作品を内側から鑑賞します。画期的なルネサンスから、空間的実験に及んだキュービスム、現代に至るまで、遠近法の原理と技術の発達を歴史的に考察します。各時代の主要アーティストの作品に、遠近法の技法の影響を探ります。
目次
遠近法とは?
初期の遠近法
空間を規定する
遠近法の“発明”
“壁に掘られた穴”
遠近法の楽しみ
神聖な測定
目撃者の美術
芸術のための芸術
レオナルドの探究〔ほか〕