内容説明
どうして海に触れた子どもたちが、こんなにも元気になるのか?子どもにはいい体験をさせてやりたいけれど、水辺で遊ばせるのは危なくないだろうか?…三宅島で海をフィールドとする自然教育の実践に携わってきたモイヤー先生を初めとする3人が、元気な子どもを育てたい親の疑問に応えます。
目次
海洋教育はなぜ必要か
富賀浜からマリンキッズへ―自然体験学習の場としての海
三宅島サマースクール―海で元気になった子どもたち
海の自然教育の価値について
座談会「海で元気になる」ということ
著者等紹介
モイヤー,ジャック・T.[モイヤー,ジャックT.][Moyer,Jack T.]
1929年アメリカ合衆国カンザス生まれ。1984年東京大学農学部博士課程修了。農学博士。1952年に初めて訪れた三宅島を本拠に、サンゴ礁魚類の研究と海洋自然教育の実践に携わる海洋生物学者。1996年、海に関する教育活動に対し「第1回海への貢献賞」を朝日新聞社より受賞。1997年にはスイスジュネーブ環境保全基金から世界の環境保護スペシャリスト1300人の1人に選ばれた
中村泰之[ナカムラヤスユキ]
1962年生まれ。千葉大学法経学部法学科卒。損害保険会社勤務を経て小学校教諭に。自然を学びの場にしたいとの思いから、1996年、三宅村立三宅小学校教諭として三宅島に渡る。1999年「朝日新聞、海とのふれあい大賞―海大好き部門賞」および「東京新聞教育賞」受賞。スキューバダイビング・インストラクター(PADI)、森林インストラクター
海野義明[ウンノヨシアキ]
1955年生まれ。麻布大学獣医学部卒。日本動物植物専門学院勤務を経て三宅島へ移住、ネイチャーガイドとして三宅島の自然を紹介するかたわら、各種団体の海洋・自然体験活動を実施する
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