山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略

山・動く―湾岸戦争に学ぶ経営戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784810380033
  • NDC分類 395.9
  • Cコード C0034

内容説明

ハーバード・ビジネススクールは湾岸戦争に何を見たのか。55万余の将兵と700万トンの物資をアラブの砂漠に配備した史上最大のロジスティクス・システム。その全貌を作戦司令官パゴニス中将自らがドキュメンタリータッチで詳細に語る。

目次

第1章 取るものもとりあえず戦場へ
第2章 後方支援専門家としての基礎訓練
第3章 後方支援専門家への道のり
第4章 それは1本の電話で始まった
第5章 「砂漠の盾」
第6章 「砂漠の嵐」から「砂漠の送別」へ
第7章 リーダーシップに必要なものは何か
第8章 リーダーシップとロジスティクスについて何を学ぶか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

12
ウィリアム・ガス・パゴニスとは、アメリカの陸軍の軍人です。この本は、湾岸戦争(1991/1/17-4/6)に参戦し、兵站補給・後方支援担当の幕僚としてその任務を果たしたパゴニス中将が、当時を振り返って書いた回顧録。翻訳ではなく監修として、元内閣安全保障室長の佐々淳行氏の名前が載っています。 ──かつて旧社会党の土井たか子党首が選挙で大勝したとき「山が動いた!」と言いました。「山が動く」とは、不可能と思える困難を克服したとき使うべき言葉ですが、土井女史の言葉は軽すぎましたね。(笑)2007/09/08

kubottar

7
陸軍における後方支援というのを始めて知りました。軍が駐留すれば色々あります。毎日風呂にも入りたいし、服も綺麗なシャツとパンツを装着した。そして三食飯を食うし、それこそ果物を一切れ出すか出さないかで動きが違う。それは細かい事かも知れないが○万人も兵士がいれば大きな違いになっていく。そんな苦労をした中将の話、かなりスケールが大きかった。2011/09/02

デューク

6
湾岸戦争において米軍の後方戦部隊を統率した筆者による、ロジスティクス論、リーダーシップ論。 戦争の準備を素早く行い、戦時においては滞りなく作戦が進むようにサポートし、戦後は砂漠に一物も残さず素早く撤収する。そのそれぞれの段階において、後方支援部隊は種類の異なる仕事を的確にこなしていった。それを実現した筆者の、部下を意気に感じさせる方法、準備の鉄則、危機における人事の法則をまとめた一冊。当たり前のように勝ち進んだ多国籍軍だが、その陰には筆者のような最強の裏方の存在があった。おすすめ2017/05/22

ロッシ

5
大きな目標を達成させるためには、リーダーは、自分の肉体の様に、多くの人を自由自在に動かせなくてはいけないと思った。これは、極めて困難である。なぜなら、あたり前であるが、他人は、自分ではないからである。それでも、リーダーは、リーダーの意識と部下の意識との一致に努力しなければいけない。不足の事態に遭遇した時もしくはしそうな時に、迅速に対応しなければいけないからである。大きな仕事になればなるほど、予期せぬ問題は起きる。リーダーは、神経を休めることができない大変な役割である。2013/01/03

mura_ユル活動

5
やっと読み終わった感。春の陽気も手伝って電車での睡眠薬に。内容は良かったのに。湾岸戦争の後方支援作戦の総指揮を執った現役の陸軍中将、ウィリアム・ガス・パゴニス将軍が綴った、ロジスティクス作戦史。地球の裏側へものすごく多い戦力を移動させ、また、撤退させる。印象に残った部分を特記すると、①士気を高めるため、MRE(携帯食料)ではなく軍の原則ではできる限り調理したての食物を供するように努める。②撤退は米国の農務省の厳しい基準をクリアするため弾薬や車両含めて洗浄をする。車は一日2000台も洗われる。③ピーター・ド2012/03/27

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