内容説明
秀吉の罪名ははっきりした。それは未必の故意による殺人である。秘められた多くの謎がいま、「戦国法廷」で解き明かされる。
目次
プロローグ 織田信長―その栄光と挫折
第1章 実行犯・明智光秀を追い詰めたもの
第2章 殺人教唆の容疑者たち
第3章 仕組まれたクーデター
第4章 闇に葬られた真相
エピローグ 歴史が下した判決
感想・レビュー
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FK
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一番得した人間が犯人という事。たしかに状況証拠的には著者の主張のようになるのだろう。しかし、史料がない。そこで「未必の故意殺人」との著者の推理となるわけだ。 ふと私は思う。彼らに歴史を動かしているんだという自覚はあったか。/われわれの先祖が、それぞれの意識、時代精神によってリーダーを選んだことに対して、歴史は常に審判を下し続けてきた。われわれは、歴史そのものが放つメッセージを読みとらなくてはならない。歴史はわれわれの選択に対して、われわれとわれわれの子孫とに、判決を下し続けるからである。(P.205) 2005/09/24
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- 和書
- 豊臣秀吉の古文書