内容説明
知能検査は、このようにビネー以来今日まで約90年の歴史をもち、その間、教育界はじめ多くの職場で利用されてきた。しかし、知能検査が大きな力をもてばもつほど、その反作用として批判や攻撃も加えられた。本書では、このような批判と反論を念頭におきながら、知能観がどのように変わってきたか、知能検査はどのように発展してきたか、知能検査の標準化はどのように行われるか、知能検査はどのように実施すべきであるか、その結果はどのように生かされるか、どのようにすれば知能の発達を促進できるかについて、新しい観点から解説を試みた。
目次
1章 知能観の変遷
2章 知能検査の発展
3章 知能検査のタイプ
4章 知能検査の実施のしかた
5章 知能検査の生かし方
6章 知能の伸ばし方