内容説明
社会的リテラシーを育てるために!生徒指導提要が求める自己指導能力。発達促進的・予防的な生徒指導として、「生徒指導プログラム」(アセスメント+グループアプローチ)を提唱。教育カウンセリングで生徒指導を充実させる。
目次
第1部 「生徒指導」とは何か(そもそも「生徒指導」とは何か;「自己指導能力」を育てる)
第2部 「新しい生徒指導」はこう進める!(「成長を促す生徒指導」の中身―生徒指導プログラム=アセスメント+グループアプローチ;生徒指導は全教育課程で行う ほか)
第3部 生徒指導と教育相談の新たな関係(理念は「自己指導能力」と「社会的リテラシー」の育成。方法は「教育カウンセリング」で;教育相談の進め方)
第4部 諸問題への対応(非行、暴力、いじめ、不登校への対応;インターネット、性、虐待、自殺など現代的な課題)
著者等紹介
諸富祥彦[モロトミヨシヒコ]
明治大学文学部教授。1963年福岡県生まれ。筑波大学、同大学院博士課程修了。教育学博士。千葉大学教育学部講師・助教授(11年)を経て現職。「現場教師の作戦参謀」として、抽象的ではない実際に役立つアドバイスを先生方に与えている。悩める教師を支える会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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すみけん
3
文科省の提要の学習になりました。新しい、とは思いませんが、従来の生徒指導の視点ではなく、全ての生徒に自己肯定感を育んでもらえるよう指導していくことは大切なことです。2014/03/16
Gatsby
3
過去の生徒指導は、問題を起こした生徒を対象として、対症療法的な取り組みが多かったが、この本で取り上げられている「成長を促す指導」「予防的な指導」「課題解決的な指導」の3つのポイントは現在の生徒指導の在り方を考える上で、非常に大切なポイントだと思った。すべての生徒を対象とした生徒指導、生徒指導の観点をすべての教育プログラムに、という点に共感した。我々教員の生徒観も新しいものにしていかないと、昔のままの生徒観で、昔ながらのスタイルの生徒指導を続ければ、当然のことながらうまくはいかないだろう。2014/02/14
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