内容説明
第二次大戦後、大国の政治的思惑に翻弄されるギリシア。そのギリシアの民衆の生活に深く踏みこみ、彼らの悲しみと怒り、喜びと希望を詩情溢れる筆致で描いた紀行文学の傑作。
目次
1 帰還の日
2 旅半ばの宿
3 タイエトス―その影
4 ラコニア―雨の季節
5 アテネ―短い希望
6 マニ
7 記録にない村
8 春―イストモス、森の羊飼い
9 タイエトス―夏の稲妻
10 タイエトス―渇いた午後
11 冬―羊飼い
12 オリンポス―イカロス飛び立つ
13 収穫のすんでいない海
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- 和書
- こどものころにみた空は