内容説明
日本資本主義の黎明期における技術革新の先駆者であり、80有余の企業の設立・運営に関与し「事業の化身」と称された大川平三郎の生涯を活写。
目次
孝子としての出発
前橋における幼年時代
渋沢家の書生として
王子製紙会社に入る
会社から洋行
セメント会社の合弁
王子製紙会社を去る
ビール会社から上海華章公司
独立したる大川君
四日市製紙と中央製紙
東洋汽船会社との関係
樺太工業会社の成立
富士製紙会社に入る
朝鮮に森林を求めて鉄路を開く
満州へ突進す
電力事業に乗り出す
金融事業の関係
製鉄事業
財界の恐慌から富士、樺工、王子の合同
台湾に紙の新天地を開く
大川君自祝の宴
公共に対する奉仕
大川君事業の全貌