内容説明
明石城は元々築かれることはなかった。それは居城以外の城を破却する「一国一城」令に、新城築城を厳禁する「武家諸法度」が制定されていたからである。だが、突如、姫路藩を分割し明石藩を新設して、築城命を下した、そのわけとは?
目次
1章 「一国一城」令の発布とその弊害(大名の戦闘能力を奪う「一国一城」令;秀忠の西国への対応 ほか)
2章 築城前の明石についての考察(城塞に収用される前の地域の地形;築城前の明石の景観)
3章 明石新城の築城(明石新城築城にあたって;明石新城の「完成予想図」 ほか)
4章 秀忠、西国制圧の為の戦略的な拠点造り(福島正則の改易(配流)
秀忠、内海の制海権を掌握する三拠点の仕上げ)
5章 あまり知られていない明石での忠真について(築城以外での出来事など;明石城・天守閣が築造されなかった経緯など)
著者等紹介
〓田昭生[ハマダアキオ]
1945年、兵庫県生まれ。津名高校、神戸商科大学(現・兵庫県立大学)卒業。1968年、神戸銀行(現・三井住友銀行)入行。事務部門、業務企画部門、全国銀行協会などを担当。明石支店長、関西事務センター長などを歴任。1998年、さくら銀行(現・三井住友銀行)退職。企業役員、銀行傍系会社社長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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