記紀神話伝承史―日本に哲学は存在した

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  • サイズ A5判/ページ数 298p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784809679933
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

内容説明

はるかなる昔の祖先は何を考え、どのように伝えていたのか。『日本書紀』編纂より一三〇〇年!文字のない時代の人々の伝統的思考(哲学)は、実は「扁平三角形」に隠されている。記紀神話を通じて、かつての先祖の高度な哲学に迫る、記紀研究に王道あり!

目次

第1章 伊勢の『古事記』・出雲の『日本書紀』―無文字時代に従った編纂について
第2章 日本列島の文化の共通性について―北と南の上直路屋内墓の思想
第3章 記紀神話が存在した時代―「神話から歴史へ」なのか
第4章 紀元前四世紀の記紀神話―吉武高木遺跡を読む
第5章 紀元前二世紀の記紀神話―文字を理解した弥生人
第6章 ヤマト政権統治開始の証明―大岩山銅鐸遺跡の復元と解読
第7章 箸墓古墳、その巨大な理由―北部九州の弥生文化の登場
第8章 埼玉古墳群と『記紀』との照合―無文字文化の代表を世界遺産に
第9章 非常時と女帝の宮都―性別により左右の配置が逆になる

著者等紹介

柳沢賢次[ヤナギサワケンジ]
浅間山南麓、長野県北佐久郡小沼村(現在の御代田町)塩野に生まれる。長野県立上田高校、明治大学法学部を卒業し、東京大学事務員となり定年退職。30代半ば『古事記』『日本書紀』に出合う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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