内容説明
ビルマに併合されるまで、350年もの間独立を保ってきた強大な国家アラカン。その王に仕えたは、日本のキリシタン侍だった!民主化に沸き返るミャンマー、その奥に潜む古都ミャウーでついに見つけ出した「侍」たちの痕跡とは?時間と空間を飛び越える、ロマン溢れる歴史紀行。
目次
第1章 ポルトガルが制していた、アジア航路とマラッカ(マンリケをインドのゴアに派遣したアウグスティノ会とは、どんな修道会なのか;ザビエルと巨大組織イエズス会;めまぐるしく変貌するミャンマーの古都ヤンゴン ほか)
第2章 アラカン国の王都ミャウー(Mrauk U)(三五〇年間も栄えた城塞都市;王宮の遺跡で財宝を護る老婆の幽霊;モーリス・コリスとは? ほか)
第3章 ミャウーのキリシタン侍―小西行長残党説(私たちは家康の迫害からシャムに逃れた、ザビエルのイエズス会の会員です!;シャムに亡命した加藤清正の家来たちは、小西行長の遺臣でキリシタンだった;キリシタン侍が安住の地を求めて、アユタヤから新天地に向かった理由 ほか)
著者等紹介
沖田英明[オキタヒデアキ]
バックパッカー兼ミステリー探検家。1942年、東京生まれ。著書に『ビルマのサムライ』(文芸社、2008年、文芸社ヴィジュアルアート大賞審査員特別賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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