出版社内容情報
1日5分間でいいですから、この本に収録されている問題を解く時間をお子さんに確保してあげてください。それだけであなたのお子さんの右脳のパワーはみるみる高まり、それ以降の人生の可能性も飛躍的に高まるのです。
近年、天才中学生の活躍が注目を集めています。少し前には、フィギュアスケートの浅田真央選手、最近では、将棋の藤井聡太七段、そして卓球の張本智和選手など。
これらのスーパー中学生の共通点は、幼児期にその種目で厳しいトレーニングを行ってきたということです。例えば、天才的なピアニストやバイオリニストに代表されるプロの演奏家は、たいてい3歳ころから厳しい練習をスタートさせています。あるいは、フィギュアスケートや体操選手のような芸術点によって評価される一流のスポーツ選手も、3~5歳くらいの段階で、本格的なトレーニングを開始しています。実はあのゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズも3歳からゴルフを始めているのです。
ところが残念なことに、日本においてはこれらの選手はまったく例外的であり、ほとんどの幼児はこの期間の大半を、お遊戯や情操教育に費やしています。もちろん幼児にとって、心を育む営みに時間を割くことは必要ですが、それだけに終始していてはあまりにもったいなさすぎるのです。
日本における大脳生理学の権威である澤口俊之教授は、「脳の変容は生涯にわたって起こり続けるが、その程度が大きいのは圧倒的に幼少期である。だから才能を育てたかったら8歳までの幼児教育が勝負と言える」と語っています。
人間の大脳皮質には、大きく分けて2つの働きがあります。右側の脳と左側の脳は、役割が違うのです。左の脳では、文字や言葉、計算などをあつかいます。論理的に考えることが得意な脳です。右の脳では、アイディアを発想したり、何かを創造したり画像などをあつかいます。ひらめきが得意な脳です。
小学校に入学すると、左脳を鍛える機会は充分に提供されます。その結果、日本の左脳教育のレベルは世界でも最高レベルにあるのですが、残念ながら右脳教育については、驚くほど過小評価されているのです。
言い換えれば、幼児の脳はトレーニングを待っているのです。とくに右脳はこの時期に爆発的に発達するので、鍛えることにより、まるでスポンジが水を吸い込むように、驚くほどの速度で機能が向上するのです。つまり、この時期に右脳を鍛える機会を逃すと、人生にとって大きなハンディを背負うことになるのです。
これからは一握りの成功者と大部分のそうでない普通の人間の二極化がますます顕著になることが予想されます。この一握りの成功者とは、すなわち右脳の著しく発達した人間であることは疑う余地はありません。脳の変容がピークとなる3~6歳の幼児期に右脳を鍛えることこそ、あなたのお子さんの人生を左右するのです。そしてこの時期にこそ天才が育つのです。
本書は初級、中級、上級と問題が少しずつレベルアップしていきます。おおよその目安として、初級は3~4歳から、中級は5歳くらいから、上級は6歳くらいから取り組めるように問題を作っていますが、幼児期の発育には個人差がありますので、あまり年齢にこだわる必要はないでしょう。なによりも、お子さんが楽しんで解ける問題を選んで進めてください。
なお、巻末の「右脳IQチェック・テスト」によって、私が研究を重ねて提議した「右脳IQ」値がわかるようになっています。是非、参考にしてみてください。
1日5分間でいいですから、この本に収録されている問題を解く時間をお子さんに確保してあげてください。それだけであなたのお子さんの右脳のパワーはみるみる高まり、それ以降の人生の可能性も飛躍的に高まるのです。
児玉 光雄[コダマ ミツオ]
著・文・その他
内容説明
親子で3歳から遊べます。楽しみながら天才脳になる100問。
目次
初級問題
中級問題
上級問題
右脳IQチェック・テスト
右脳IQ判定表
著者等紹介
児玉光雄[コダマミツオ]
1947年、兵庫県生まれ。追手門学院大学客員教授。前鹿屋体育大学教授。京都大学工学部卒。学生時代はテニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院にて工学修士号を取得。米国オリンピック委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員として、オリンピック選手のデータ分析に従事。専門は臨床スポーツ心理学、体育方法学。能力開発にも造詣が深く、数多くの脳トレ本を執筆するだけでなく、多くの受験雑誌やビジネス誌に能力開発に関するコラムを執筆。大手上場企業を中心に年間70~80回のペースで講演活動をしている。日本スポーツ心理学会会員、日本体育学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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