目次
第1章 高橋仁監督―「自分自身はダメだけど『チームのために頑張ろう』という選手が出てきて、チームが結束したときは女子ってすごく力を発揮するんだよね」
第2章 佐藤久夫監督―「選手たちが考えながらやっているバスケットの中に、『僕はこれをやりたいんだ』というものが見えてくる」
第3章 色摩拓也監督―「惰性で、与えられたものをそのままやるのか、それとも中身を考え、練習のポイントは何か、どういうところにつながっていくのか、それらを理解して表現できているかが質の高い練習になるわけです」
第4章 安江満夫監督―「『協力は強力なり』なんて言葉をつくったりして、お互いに助け合っているところから強い力が発揮されると思っています」
第5章 近藤義行監督―「オトナとコドモの中間にある思春期の『コトナ』なんだから、子供の部分が残っているほうが純粋で当たり前だと思うんですよ。強いチームの一員だから大人びていないといけないという考えは僕にはないんです」
著者等紹介
三上太[ミカミフトシ]
山口県生まれ。スポーツライター。大学を卒業後、繊維系商社に就職するも、ライターの道を目指して4年で退社。2004年よりフリーランスとしてアテネ五輪や男女アジア選手権、世界選手権(現ワールドカップ)などを取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ユー
6
何故、追い込むのか?何故、厳しくするのか?高校バスケットに限らず、選手達のその後の人生や、読み手にも気付いてもらいたい箇所や言葉が盛り沢山です。2024/05/01
K
3
バスケの強豪校って超練習きつそうな印象だけど、全国でトップを目指すレベルになると頭使わせるものなのね。この9割シリーズって野球、サッカー、ラグビーでも出てるのか…。2018/09/04
ケンプ
3
中学バスケを指導していて、先輩から勧められた本。目から鱗でした。現在子ども達に進めているオフェンススタイルや、練習に取り組み意識や試合前の準備など。人間形成にいたるまで、指導者という立場より、親子関係ともいえる指導ぶりに共感しました。聞いてみたかった指導者の生の声が聴けて良かった。2018/06/21
出でし月かも/井出
3
割とどの監督も自分で考えて判断して行動する力が賢さ(=バスケIQ)だと捉えているようだった。あと後半は特にバスケ選手としてと高校生として、どちらも成長させたいということが書かれていた。監督も完璧じゃないから分からないこともあるし間違える。 女子バスケと男子バスケどちらの監督にも取材していたのだが、気になったのは「女子だから」という話題。男子バスケだと「男子だから」とはならないのに、女子だからって女性として成長とか女心とか、女子女子うるさいんだよ!と思うところもあった。でもそれが現状での監督の認識なんだな。2018/03/19