日本の言葉の由来を愛おしむ―語源が伝える日本人の心

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日本の言葉の由来を愛おしむ―語源が伝える日本人の心

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784809414497
  • NDC分類 812
  • Cコード C0076

出版社内容情報

日本の~シリーズ最新刊。
雅な言葉、上品な言葉づかい……それも日本語の魅力ですが、「普段の日本語」を味わうことを忘れていませんか?私たちが当たり前に話している日本語が輝き出す1冊。

内容説明

「住む」とは心が澄む状態で過ごせること。「前」の「ま」とは目のこと。目が見据える方向が「前」。「にこにこ」とは心が柔らかいこと。「にこ」は柔らかいの意。成り立ちを知ると、何気ない一語が輝きだします。

目次

1章 世界を見る目が変わる ちいさな発見(もみじ;縞 ほか)
2章 古の感覚に触れる ご先祖さまが感じたこと(暮らし;住む ほか)
3章 発音と語感を楽しむ 口楽しく耳喜ぶ(まる;和える ほか)
4章 人生の気づきを得る 大和言葉の哲学(おおやけ;表 ほか)
5章 言葉を心の建材にする にほんご人間模様(大丈夫;にこにこ ほか)

著者等紹介

高橋こうじ[タカハシコウジ]
1961年、埼玉県生まれ。慶応義塾大学文学部を卒業後、ライターに。「言葉とは何か」をテーマにしたシナリオ「姉妹」で、第十回読売テレビゴールデンシナリオ賞優秀賞を受賞。2000年からは、言葉と会話をめぐる人間心理についての研究に力を注いでいる。2014年に上梓した『日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現』(東邦出版刊)がベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KEI

42
普段何気なく使っている言葉の語源を探ると、こんな意味があって、それは太古の時代から使われ、こなれ、伝わって来たものだとわかる時、日本語の豊かさやそれを伝えたいにしえの人の思いを感じます。そんな言葉のいくつかを2.3頁で分かりやすく説明されていて、言葉に対する捉え方が変わります。例えば「もみじ」は「もみづ」と言う動詞が語源。それは「揉みいづ」で、染料の無かった時代木々の紅葉が神が木々の葉を揉んで色を出したと考える時、何となく眺めていた紅葉も違ったものに見えてくる。。等。言葉の成り立ちに興味が湧いた本でした。2017/07/17

ナディ

28
言葉の由来、に引かれて読んでみたが、読了感は疲れた。由来や語源についての説明が、なんというが、私には合うものが少なくて、しんどくなりながら読了した。何となく重い。2017/03/15

デビっちん

27
何気なく使っているありふれた言葉も、その語源や背後にあるストーリーを知ることで、その一語一語がかけがえのないモノに思えてきました。かつての誰かがそれに気づき、多くの人々によって受け継がれ、育まれてきたことから、日本人の感性の豊かさ、美しさに深く感じいってしまいました。今こうして同じ言葉を使えることに感謝ですね。2017/05/28

katsubek

25
しばらく言葉についての書が続いた。本書もそう。言葉の由来や語源を探すのはとても楽しいと思う。私自身、そういうことに少しは知識があるつもりであったが、何をかいわんや、である。もっともっと勉強せねば。というわけで、読んでいて楽しかった。帯に「成り立ちを知ると、何気ない一語が輝きだします。」とあり、まさしくその通り。知ることの楽しみを十二分に味わわせてくれた。まだまだ知る楽しみを味わっていけるにちがいない。まことに、言葉に対するいとおしみを実感させられる書である。2017/07/16

Fiver

13
普段なにげなく使う言葉も、由来を知ると実は奥深くておもしろいです(*´`*) 言葉って大切。自分に自信がもてない時があったとしても。ほのぼのと…にこにこと…そんなふうに生きていこう。2018/12/05

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