内容説明
あらゆるタイトルを勝ち得た“天才レジスタ”ピルロ自伝。
目次
ペン
モノローグ
サングリア
プレイステーション
グリーンマイル
スマーフ
バンディエラ
イミテーション
パラソル
ステッカーカード
セレナーデ
イスタンブール
ジンクス
パーフェクト
プライバシー
サディスティック
リスペクト
ビッグバン
パガニーニ
オリンピア
著者等紹介
ピルロ,アンドレア[ピルロ,アンドレア] [Pirlo,Andrea]
1979年5月19日イタリア・ブレシア生まれ。世界ベストサッカープレーヤーの1人。これまで、ブレシア、レッジーナ、インテル、ミラン、ユベントス、そしてイタリア代表のユニフォームを着て、プレーしてきた。イタリア代表では、バンディエラとして戦い、2006年ドイツワールドカップでは優勝を果たした。2000年U‐21欧州選手権優勝、2004年アテネ五輪銅メダル。クラブでは2度のチャンピオンズリーグ優勝を含めて、あらゆるタイトルを獲得している
アルチャート,アレッサンドロ[アルチャート,アレッサンドロ] [Alciato,Alessandro]
1977年9月21日イタリア・ビエッラ生まれ。スポーツジャーナリスト
沖山ナオミ[オキヤマナオミ]
慶應義塾大学文学部史学科卒業。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
125
サッカー選手だから?イタリア人だから?、なんて言ったら偏見になるけど(笑)、書いてることが支離滅裂で、びっくりしたり笑ったりの連続。こんなこと書いていいの?それ、ずるいでしょ。えっ、それ子供すぎるよ!ってことがたくさん。誰かが彼について書いたものを読んだ方が彼のことがわかるかも。だってあまりに自由で、自分本位の視線しかないし、無邪気なんだもの。一番笑ったのは、イタリア代表での話、特にガットゥーゾのこと。イタリアのチームでの話より、イタリア代表での話が圧倒的に楽しいのは、やはりその場が楽しいんだろうな2018/09/04
けん
20
ミラン時代から好きな選手でしたが、チャンピオンズリーグ決勝進出したので読んでみました。クールな印象が強かったピルロでしたが、内に秘めた熱さだったり、チームメイトに対するイタズラだったりと、意外にも思える一面が見えて、ますます応援したくなりました。2015/05/31
オオサキ
12
最近の風貌やこのタイトルから求道者なイメージを持ってましたが、とにもかくにも面白い!こんなに人間的にも魅力溢れる人だったなんて。もう子供時代のエピソードからぶっ飛んでます。そんなピルロ自身のプレー。レアルやバルサへの憧れ。ガットゥーゾへのイタズラ(笑)。フリーキックの秘密。さらにはフットボールの未来。ファンのつもりだったけど知らないコトばかりで、さらにピルロが好きになりました。20章で終わった本書に続く、輝かしいエンディングの21章がいつか読めますように。それが何年も先になるコトを同時に祈りながら。2014/03/29
n-mochizuki
7
ピルロ、最も好きなサッカー選手。プレー中の彼からは想像できないような彼の内面がありのままに描かれてます。なかなか過激で、極端な部分もあるけど、包み隠すこともなく、嘘のない人間なんだろうなぁと感じます。幼少期から天才であるが故に、常人では体験できないプレッシャーや人の醜いところもたくさん見てきたんだろうな。好き嫌いというものがはっきりしている。なかなかトゲトゲしいながらも、誇りに満ちている人物。これがピルロなんだろうな。2014/03/09
coolmonster
6
プライド・ユーモア・自己評価・セリエを取り巻く環境、現在35歳のピルロの自伝と言うより、時系列を無視したエッセイ集。意外と言うと語弊があるが、面白い。特にガットゥーゾやマトリのキャラクター描写は絶妙。まだ、ACミランにいた頃に、札で頬を叩かれるように、カタールリーグに誘われたり、カルチョを取り巻く環境が悪化している事を懸念したり、審判にビデオ判定を導入する事に賛同したり、読み進めていくうちに、どんどんピルロが好きになる好著。いたずらはともかく、日本だと遠藤保仁が近い感覚を持っているかも。2014/03/24