内容説明
ノーベル賞受賞で世界の医学が注目。がん治療に大革命。8年前から樹状細胞治療を行なってきた著者が、もっとも切れ味良くがんを制圧する樹状細胞治療を紹介。分子標的樹状細胞治療は、がんの「増殖スイッチ」をオフにし、がんのアポトーシスを誘導する「消失スイッチ」をオンにするのです。
目次
第1章 世界が注目!樹状細胞ががん治療シーンを根本から変える
第2章 樹状細胞が進化すると、がんを消すスイッチになった!
第3章 ここまでがんを治す分子標的樹状細胞治療のメカニズム
第4章 ともかくすごい!分子標的樹状細胞治療の信じられない治癒例
第5章 あきらめない星野式がん治療の全貌
資料 全方位から攻める星野式がん治療の戦略
著者等紹介
星野泰三[ホシノタイゾウ]
1988年東京医科大学卒業。東京医科大学大学院で腫瘍免疫を研究。1994年、「がん化学療法による骨髄抑制の克服」で医学博士号を取得。その後米国国立衛生研究所(NIH)でフェローシップを受け、細胞治療とがん遺伝子治療の研究に従事。帰国後、腫瘍免疫を臨床的に探求する。2002年細胞治療を専門とするプルミエールクリニックならびに中央研究所・2003年東京・京都統合医療ビレッジを開設。2007年ホテルオークラ東京にアンチエイジングデスク・2009年エルミタージュ高機能タワー・2010年再生医療をリードする未来研究所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とおる
0
プルミエールクリニック院長、星野泰三さんの本。日本腫瘍学会理事、腫瘍免疫学専門医学術準備委員会理事、など肩書き多数。樹状細胞治療に巡り会い、がん治療に『革命』がおこったと言い切る。樹状細胞を用いた『分子標的樹状細胞治療』は驚異的な治療だという。メカニズムを詳しく説明しているが専門用語が多くやや難解。様々な症例に個別に、多様な免疫治療を組み合わせて、進行を抑える。本当か?と思う例が多数。熱ショック型温熱治療とか含め、全方位から攻める星野式がん治療に自信が溢れている感じがした。樹状細胞治療は別格だと言う。2015/06/20
ぱんぷきん
0
ペプチドワクチン療法からスライドする形で読んでみました。2015年現在がんの免疫療法において樹状細胞を用いたものはあまり話題になっておらず、画期的な治療法のようには思えません。一方で温熱療法や、高濃度ビタミンC療法など有名でない治療法も組み合わせていて、効果があるかはともかく持論に従った治療法を改善していく姿勢には好感が持てました。実際効果があった患者もいるので一概に否定はできませんし、そのうちのどれか1つでも今後のがん完治に向けての治療法になってくれることを祈るばかりです。2015/01/15
-
- 洋書
- MOSAIQUE