出版社内容情報
六条教授が天獄園へと去り、銭天堂に平穏な日々がもどってきた。そんな折、お店の近くに一軒の書店がオープンする。店主はやさしそうな雰囲気の、若い男のようだ。しかし、このお店が、銭天堂の運命を大きく変えることになるとは、紅子は知るよしもなかった。
新シリーズがスタート。銭天堂を読んできた読者はもとより、ここから銭天堂を読んでみようという読者も楽しめる内容。
内容説明
「銭天堂」の近くにできたお店とは?「明日には開店できそうですね…」笑みをうかべるこの男は、何者で、なにが目的なのか…。銭天堂ファンはもとより、初めての読者も楽しめる新シリーズ。
著者等紹介
廣嶋玲子[ヒロシマレイコ]
神奈川県生まれ。『水妖の森』(岩崎書店)でジュニア冒険小説大賞、『狐霊の檻』(小峰書店)で、うつのみやこども賞受賞
jyajya[JYAJYA]
福岡県生まれ。2011年にフリーデザイナーとして独立。イラスト制作などを中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
101
シリーズが一段落して新しいシリーズで再開したようです。さらっと読めてしまうので愛読しています。今回もお菓子を買いに来る子供たちがいますが、説明書をきちんと読まないと副作用のようなものが出てきます。また新しい人物が出てきそうです。少しづつ正体が明らかになっていくようです。2024/12/27
ままこ
69
シリーズ新章。ノベルベルは楽しそう。新たに登場の謎めいた「善福書店」がどういうことをするのかまだ分からない。次作が気になる。2024/06/23
hirune
37
今回は「プライドフライドポテト」と「ノベルベル」が好きでしたが、なんかよくわからない本屋さんがひっそり開店したみたいです。よどみさんや六条教授みたいな悪意は感じないけど、これから銭天堂にどういう風に関わってくるのか?謎な感じでした。2024/08/31
yumiha
35
人気の高い児童書なので借りてみた。誘い込まれたように呼ばれたようにたどり着く銭天堂。表紙絵の店主、紅子さん、なかなか魅力的な人物だから、人気があるのか?その駄菓子屋さんの商品が誰でも欲しくなるようなアイテムだから人気があるのか?その商品を手に入れたら、悩んでいたことが霧散する‥でも、商品の説明書をちゃんと読んで対処しなければ、どえらいことになってしまう!って取説をちゃんと読まない私を諌めているんかいな💦2025/05/21
こゆ
27
小5と共読本。銭天堂の新シリーズ。いつも通り不思議な駄菓子を売る紅子さんだが、路地のご近所に迷い家不動産から紹介された書店がオープンしてー。毒親の教育虐待から自立するプライドフライドポテトが良かった。善福書店の目的はなんだろう。銭天堂のライバルなのか、スタンスが異なるだけなのか?お客は幸せになったようだし、悪意はなさそうだけど、少し不穏な雰囲気。まあ紅子さんの商いが幸福になるか不幸になるかはお客さま次第、というスタンスに賛同できない人がいてもおかしくはないか。2024/08/07
-
- 和書
- 立憲主義の政治経済学