上野の山はパンダ日和―泣いて、笑って、喜んで、いま

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  • サイズ B6判/ページ数 180p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784809406430
  • NDC分類 489.57
  • Cコード C0095

内容説明

9頭を担当した“パンダのお父さん”が現役を退いた。試行錯誤の繰り返しだった23年間の喜怒哀楽と、パンダへの感謝、そして変わらぬ愛を、いま語る。

目次

第1章 ジャイアントパンダがやってきた(偶然が重なって;手探り状態から始まったパンダ飼育;パンダのかわいらしさの秘密;飼育係の一日、パンダの一日)
第2章 パンダフィーバーのそばで(パンダは人気者;パンダとタイヤの意外な関係;ランランとカンカン結婚ゴールイン;ランランとカンカンの死;ホァンホァンとフェイフェイとの日々)
第3章 赤ちゃんパンダ、ついに誕生(ホァンホァンの発情とはじめての人工授精;13年目の達成と残念な結果チュチュ;待ちに待った赤ちゃんの誕生;成長するトントン;元気なトントンに人間たちは右往左往;ホァンホァン、トントンの子離れ;ユウユウ誕生)
第4章 飼育係のパンダの見方(パンダと離れて気づいたこと;11年ぶりのパンダ舎と、大人になったトントン;リンリンとシュアンシュアンのお見合い大作戦;パンダの繁殖について、思うこと;わたしが考える“動物園”とは;21歳になったリンリンと定年退職)
第5章 パンダと過ごした時間

著者等紹介

佐川義明[サガワヨシアキ]
1947年に栃木県で生まれ、福島県で育つ。宇都宮大学農学部畜産科を卒業後、東京都恩賜上野動物園飼育課に勤務。ゾウとサル山を担当した後、’73年2月からパンダの飼育担当となる。人事異動で一時離れるが、’00年4月にパンダ飼育担当に復帰。’07年3月末に定年退職するまで計23年にわたりパンダの担当をし、上野動物園で飼育した9頭すべての世話をした経験を持つ。これは日本におけるパンダの飼育経験年数としては最長。現在は、上野動物園教育普及課で嘱託職員として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ゆうゆう

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パンダ飼育に長年携わった著者。素人の一人としてはうらやましい!あんなコロコロと愛くるしいポテポテした物体のお世話だなんて!生き物である限り、その命を預かる動物園の使命はとてつもなく大変な事だと改めて感じた。命を繋ぐ事がどれだけ大変な事なのかも。生態も、飼育も未知な部分が多い生き物と付き合うのも、並大抵の苦労ではなかっただろう。ましてや、パンダを独り占め誤解は尽きなかっただろう(?)。プレッシャーも半端ではなかっただろう。パンダのいない時期にしか行った事がないので、上野動物園に行ってみたい。2015/08/14

いろは

0
トントンかわいい。生まれてから半年後で公開だったみたいだけど、アドベンチャーワールドの赤ちゃんパンダの公開がかなり早い段階なんだなって気づいて驚いた。上野のパンダの話なのにアドベンのママパンダの良浜はすごいなぁとか思ってしまったw飼育員さんたちとの信頼関係もあるよね。上野もまた生まれるといいな2015/08/12

ともちゅ

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日本で初めてのパンダ、ランランが妊娠したまま死んでしまったところで号泣。もしこのあとも上野で繁殖が成功し続けていたら、中国に返さなくてよいパンダが日本にいたかもと妄想してしまう。しかし未知の動物を手探りで飼育し続ける上野動物園の方には本当に頭が下がります。2012/03/21

enchan

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ジャイアントパンダの宿命ではあるが、何もかも管理され、子孫を残すことも人工授精に頼るしか術がない辺りが、その可愛さに反して気の毒になるくらいだった。2011/04/25

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