内容説明
9頭を担当した“パンダのお父さん”が現役を退いた。試行錯誤の繰り返しだった23年間の喜怒哀楽と、パンダへの感謝、そして変わらぬ愛を、いま語る。
目次
第1章 ジャイアントパンダがやってきた(偶然が重なって;手探り状態から始まったパンダ飼育;パンダのかわいらしさの秘密;飼育係の一日、パンダの一日)
第2章 パンダフィーバーのそばで(パンダは人気者;パンダとタイヤの意外な関係;ランランとカンカン結婚ゴールイン;ランランとカンカンの死;ホァンホァンとフェイフェイとの日々)
第3章 赤ちゃんパンダ、ついに誕生(ホァンホァンの発情とはじめての人工授精;13年目の達成と残念な結果チュチュ;待ちに待った赤ちゃんの誕生;成長するトントン;元気なトントンに人間たちは右往左往;ホァンホァン、トントンの子離れ;ユウユウ誕生)
第4章 飼育係のパンダの見方(パンダと離れて気づいたこと;11年ぶりのパンダ舎と、大人になったトントン;リンリンとシュアンシュアンのお見合い大作戦;パンダの繁殖について、思うこと;わたしが考える“動物園”とは;21歳になったリンリンと定年退職)
第5章 パンダと過ごした時間
著者等紹介
佐川義明[サガワヨシアキ]
1947年に栃木県で生まれ、福島県で育つ。宇都宮大学農学部畜産科を卒業後、東京都恩賜上野動物園飼育課に勤務。ゾウとサル山を担当した後、’73年2月からパンダの飼育担当となる。人事異動で一時離れるが、’00年4月にパンダ飼育担当に復帰。’07年3月末に定年退職するまで計23年にわたりパンダの担当をし、上野動物園で飼育した9頭すべての世話をした経験を持つ。これは日本におけるパンダの飼育経験年数としては最長。現在は、上野動物園教育普及課で嘱託職員として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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