内容説明
東京西麻布に本部を置く空手道場・龍起館を主宰する真壁修平―。小学校時代の同窓会にて、当時クラスのマドンナだった朝比奈弓代が、ふと打ち明けた悩みを解決すべく、真壁をはじめとする旧友らが立ち上がる。真壁のもとで空手特訓に励むこととなった「還暦ファイターズ」の面々。大切な仲間のためとはいえ、還暦を迎えた彼らを迷うことなく熱くさせる遠い日の忘れ得ぬ記憶とは?遂に「還暦ファイターズ」決戦の刻、しかし真壁には進行を続ける病魔が…。還暦を迎えようとしている団塊世代に捧げる熱きエール、さらなる人生への応援歌。老いてなお輝いて生き続ける見事な男たち、女たちを描いた感動作。
著者等紹介
高森真士[タカモリシンジ]
1940年(昭和15年)6月、東京生まれ。早稲田大学中退。1968年(昭和43年)『兇器』で第三十三回オール讀物新人賞受賞。極真会館総本部第三代師範代を経て、現在、世界空手道連盟真樹道場主席師範。八段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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