内容説明
これからの不確実な社会に求められるのは「チームワーク」。スポーツには社会課題を解決するヒントがある。
目次
序章
第1章 “心の安全”と“チャレンジを歓迎する風土”
第2章 個人のマインド・成長
第3章 チーム方針と多様性
第4章 背後のチームワーク
第5章 過去を生かす
著者等紹介
福富信也[フクトミシンヤ]
1980年3月生まれ。信州大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。横浜F・マリノスコーチを経て、2011年に東京電機大学理工学部に教員として着任(サッカー部監督兼務)。日本サッカー協会公認指導者S級ライセンスで講師を務め、Jリーグのトップチームから育成チームまで幅広い対象へのチームビルディング指導を行う。サッカー界のみならず、企業などへの講演・研修など多数。その他、オンデマンドセミナー、雑誌の執筆やテレビ出演など。2015年5月、組織論を主としたスポーツ指導、講演や執筆などの事業を展開すべく株式会社Humanergy(ヒューマナジー)を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まこ
3
チームプレーを根本的に勘違いしていました。仕事にも使えることが多く書かれていて、いいチームというのは裏方の指揮をいかに上がるか、ということが理解できました。2023/07/09
ホリエンテス
0
学生アスリートに対する社会人としての組織論といったところか。 実例も結構有名な話が多かったので知識が広がったと言う感じはしない。2020/10/04
ゾーンディフェンス
0
スポーツを例に、組織づくりとチームワークなどについて述べられているが、個人的には組織づくりに関する考えが参考になった。チーム成長の過程やミッション、ビジョン、バリューに基づくチームづくりなど、マネジメントの面で興味深く読んだ。具体的な問題行動に対してミッションやビジョンを使って問いかけることが、迷ったときはビジョンを軸に考えればいいという意識づくりに繋がるなど、示唆される点も多い。文章もわかりやすいし、納得の一冊だった。2020/03/03
錦織 祐一
0
ごく小さな組織ですけど(笑)一応マネジメントしている者として心掛けていることはありますが、その意味はこういうことなんだ!もっとこうすればいいんだ!と気付きや学びがたくさん得られました。一方サッカー好きとしては、絶対解が存在しない世界で決断することの難しさや重要さ、そんな中で鍛えられた人材がもっと社会課題に向き合うべきだ、という福富さんの思いはよく分かりました。僕個人としては、アサヒビールの営業マンに転身した千代反田さんや、三菱総研で大活躍した阿部博一さんを思い出しました。いろんな人に読んでほしい良書です。2019/08/14
松宇正一
0
サッカーワールドカップ日本代表の戦いや、4×100mリレー日本チームのメダル獲得に至る決断等、実例を基に「チームワークとは何か」が分かりやすく書かれた本。こうすれば勝てるという「絶対解」は存在しないが、「最適解」はある。そしてその延長線上にある理想的な「納得解」を導き出すにはどうすればいいか。著者の豊富な経験から生まれたチームビルディングのノウハウは、ビジネス社会においても大いに活用できる内容となっている。★★★★★つ。2019/03/19