出版社内容情報
文化庁が初認定、18ストーリーの「日本遺産」を完全網羅した国内初のガイドブック。
目次
日本遺産とは何か?
近世日本の教育遺産群―学ぶ心・礼節の本源
かかあ天下―ぐんまの絹物語
加賀前田家ゆかりの町民文化が花咲くまち高岡―人、技、心
灯(あか)り舞う半島能登―熱狂のキリコ祭り
海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群―御食国(みけつくに)若狭と鯖街道
「信長公のおもてなし」が息づく戦国城下町・岐阜
祈る皇女斎王のみやこ 斎宮
琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産
日本茶800年の歴史散歩
丹波篠山デカンショ節―民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶
日本国創成のとき―飛鳥を翔(かけ)た女性たち
六根清浄と六感治癒の地―日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉
津和野今昔―百景図を歩く
尾道水道が紡いだ中世からの箱庭的都市
「四国遍路」―回遊型巡礼路と独自の巡礼文化
古代日本の「西の都」―東アジアとの交流拠点
国境の島 壱岐・対馬・五島―古代からの架け橋
相良700年が生んだ保守と進取の文化―日本でもっとも豊かな隠れ里一人吉球磨
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちさと
32
国指定の文化財を盛り込みながらストーリー性を持たせPRするという日本遺産は、新しい観光客の掘り起こしにも役立つ面白い発想。認定されると、文化庁からPRに必要な経費などが3年間補助されるらしい。歴史的背景と物語を知らないとなかなか楽しめないところ、難易度が高いなぁとは思う。特に外国人観光客にとって、ぱっと見て「Amazing!」とはならないと。2019/04/17
るっぴ
23
この本を読むといろんな日本遺産に行きたくなった。飛鳥が、気になる。2016/08/06
松宇正一
2
そもそも「日本遺産」ってなんだろう? どんなラインナップなんだろう? という問いにパシッとした答えが見出せず、なぜだろうなぜだろうと考えた末に気づいたことは「認定された遺産の名前が長い、覚えられない」ということ。「「北総四都市江戸紀行・江戸を感じる北総の町並み」─佐倉・成田・佐原・銚子:百万都市江戸を支えた江戸近郊の四つの代表的町並み群─」って。。。このモヤモヤは決して本のせいではなくあくまで「日本遺産そのもの」に対するものでありました。★★★つ。2016/06/07