内容説明
本書は、21世紀前半に発生が確実視されている東海・東南海・南海地震による被害を最大限予防し、それでも避けられない被害からの創造的な復旧・復興の実現を目的とした、全国の若手防災研究者と近畿圏の防災実務者による戦略的なアクションプランである。また、文部科学省「大大特」の「防災研究成果普及事業」の一環として3年間にわたって実施された研究者と実務家の協働の成果でもある。
目次
第1編 東海・東南海・南海地震とはどのような災害なのか
第2編 6つの課題(住宅の耐震化戦略の構築;やや長周期の強震動による社会資本への被害予測と対策の確立;広域災害を視野に入れた連携体制の構築・効果的な危機対応を可能にする情報システムの開発;要援護者の避難対策も含めた総合的な津波避難対策の提案;中山間地域・中小都市の再生を視野に入れた防災のあり方の提案;複数の震災が連続して発生する場合での最適な復旧・復興戦略)
第3編 現場と研究者の知恵が集う―チーム33がめざしたもの
資料編
著者等紹介
河田惠昭[カワタヨシアキ]
阪神・淡路大震災記念人と防災未来センター長
林春男[ハヤシハルオ]
京都大学防災研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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