内容説明
忙しい仕事を通じて根拠法令に疑問を抱く。疑問を持ったら、それを、その日のうちに答を出しておく。本書は、そういう用途にこたえようとしたものである。一日一問の体裁をとりながら、刑事手続全般の重要問題をカバーしている。
目次
第1部 捜査活動全般に共通する問題(警察官の管轄と協力関係;国際協力;捜査の端緒;その他の共通問題)
第2部 人を対象とする捜査の問題(人を対象とする任意の捜査活動;逮捕・勾留;被拘束被疑者(被告人)の処遇
取調べ)
第3部 物を対象とする捜査の問題(令状を必要としない捜査活動;令状による捜索・差押・検証;捜索・差押;検証に必要な処分、事後措置;押収物の取扱い)
第4部 証拠の問題(証拠の諸原則;書面の証拠能力)
著者等紹介
金子仁洋[カネコジンヨウ]
1955年東京大学法学部卒、警察庁に入り、岩手・兵庫・大阪各府県警の部長・課長、警察庁交通局交通調査官・刑事局調査統計官・国際刑事課長・警察大学校教官教養部長・栃木県警察本部長・科学警察研究所総務部長・内閣総理大臣官房広報室長・警察大学校長・桐蔭横浜大学・同大学院教授を歴任。国際刑事警察機構1966年度日本代表、1974年度・1975年度日本首席代表を勤める。現在、統治(state Governance)評論家、内閣府道州制ビジョン懇談会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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