出版社内容情報
「冨嶽三十六景」を彩る北斎ブルーは、ドイツの錬金術師の手によって動物の赤い血から生み出されたものだった──
顔料の誕生の歴史から、場所も時も超えた芸術作品同士がつながりあう過程を、スリリングに解き明かす。
【目次】
序章 アーティモロジー
Red 赤
レッド・オーカー/カーマイン/ローズ・マダー/ヴァーミリオン/ミニウム
Orange オレンジ色
オーピメント/サフラン/クロム・オレンジ/カドミウム・オレンジ
Yellow 黄色
イエロー・オーカー/レッド・ティン・イエロー/ネープルス・イエロー/インディアン・イエロー/クロム・イエロー/カドミウム・イエロー/アリライド・イエロー
Green 緑色
ヴェルディグリ(緑青)/マラカイト/エメラルド・グリーン/ヴィリジアン
Blue 青
アズライト/ウルトラマリン/コバルトブルー/セルリアン/プルシアンブルー/人工ウルトラマリン/インターナショナル・クラインブルー
Purple 紫
ティリアン・パープル(貝紫)/モーヴ/コバルト・ヴァイオレット
Black 黒
チャコール/ボーン・ブラック(骨黒)
White 白
レッド・ホワイト(鉛白)/カルサイト(白亜)/カオリン
Brown 茶色
アンバー/ヴァン・ダイク・ブラウン/ムミア/排泄物
Precious Metals 貴金属
黄金(ゴールド)/シルバー
コラム Colour Minds カラフル・マインド
アイザック・ニュートンの光学
トビアス・マイヤーによる色彩の親和性に関する注釈
メアリー・ガートサイド『明暗について、色彩について、そして、構図一般についての考察』
ゲーテの『色彩論』
フィリップ・オットー・ルンゲ『色彩の球体』
ミシェル・ウジェーヌ・シュヴルール『色の調和と対比の原理』
エミリー・ノイズ・ヴァンダーポール『色彩の問題』
アルバート・ヘンリー・マンセルによる『マンセル表色系図譜』
ヨハネス・イッテンのユートピア
日本版解説「絵を読み解く手段としての顔料」三浦明範
注釈/参考文献/作品リスト/索引/謝辞



