出版社内容情報
東京国立博物館で研究員を務めた後、大学で長く染織の教育に携わった著者がきもの文化を考察する珠玉のエッセイ集。19の疑問に答えながら、日本の歴史・文化の深層をも探求していく。きものに関する図版も大判で多数掲載。
【目次】
内容説明
19の疑問から紐解く日本の心、着物の魅力。見返り美人が振り返っているのは―女性の顔だけでなく、小袖の模様や帯の結び方、髪型をトータルに見せようとしたから。
目次
不思議その1 まずはきものの基本から(きものはいつから「きもの」になった?;時代とともに、きものの形はどう変わった?;おはしょりは、きものをどのように変化させた?)
不思議その2 きものには「なぜ」がいっぱい(「見返り美人」はなぜ振り向いているのか?;背中に模様のないきものがあるのはなぜ?;武家女性はなぜ友禅染をとり入れなかった? ほか)
不思議その3 色と模様を解き明かす(縞や格子模様はなぜ、人気を博した?;橘模様はなぜ葉が五枚?;なぜ桜模様は愛されるのか? ほか)
著者等紹介
長崎巌[ナガサキイワオ]
丸紅ギャラリー副館長、共立女子大学家政学部名誉教授/共立女子大学博物館名誉館長。専門は日本染織・服飾史。世界の美術館が所蔵する日本染織品の調査・研究をライフワークとしている。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程芸術学専攻単位取得修了。東京国立博物館学芸部工芸課染織室長を経て、2002年より共立女子大学家政学部教授、2016年より共立女子大学博物館館長。2024年より丸紅ギャラリー副館長。2005年きもの文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- サークル・ゲーム