- ホーム
- > 和書
- > 芸術
- > 絵画・作品集
- > 絵画・作品集(西洋)
出版社内容情報
希望と挫折を経て、その内面と呼応するように変化するゴッホ10年の画業を、パリ、アルルなど画家が移り住んだ場所をキーワードに追っていく。初版から18年を経て、新発見作などを含めた16頁を足した増補改訂版。
【目次】
目次
Prologue 〈神の言葉を種まく人〉にぼくはなりたい
1 画家への「改宗」(たった一度だけ持った自分の「家族」;「掘る人」―楽園追放のテーマ;構成画(タブロー)への挑戦
父の死、朽ちていく教会)
2 光の世界への入り口 パリ(印象派に学んだ色彩表現;浮世絵との出会い;太陽の花、「ひまわり」の登場)
3 日本の夢、あるいは芸術家のユートピア アルル(光あふれる、地上の楽園;芸術家の共同体をつくる夢;「教会」が消え、「太陽」が出現;太陽とひまわりに重ねた理想;「日本人」の顔をもつ肖像;ユートピアの崩壊)
4 神か自然か―壮絶な葛藤の軌跡 サン・レミ(「楽園追放」ふたたび;「宗教」と「自然」の間で苦悩する魂;創作としての「模写」;愛しい人びとに贈るメッセージ)
5 オーヴェール・シュル・オワーズから終わらない終章へ(自殺、そしてつくられた絶筆神話;流転する絵画)
著者等紹介
圀府寺司[コウデラツカサ]
1957年、大阪府生まれ。大阪大学文学部(西洋美術史専攻)卒業。1981~88年、アムステルダム大学美術史研究所に留学し、文学博士を取得。オランダ・エラスムス財団よりエラスムス研究賞を受賞。広島大学総合科学部助教授、大阪大学文学研究科(美術史)教授を経て大阪大学名誉教授。2004~05年、ワルシャワ・ユダヤ歴史博物館研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。