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出版社内容情報
絵画のみならず、イラストレーションや装飾芸術など、多様な表現が展開された「イギリス世紀末美術」。文学との共鳴により、夢想、恐怖、不可視の世界、多様な性……と、そのテーマは無限に広がった。ビアズリーをはじめ50名にも及ぶ画家の作品を通して、その世界観を濃密に伝える。
目次
序章 イギリスの世紀末
1 象徴の森のなかで
2 テクストとイメージの共鳴―夢想、恐怖、ファンタジー
3 エロスの誘惑
4 装飾性への接近
終章 残照を受けながら
著者等紹介
荒川裕子[アラカワユウコ]
神奈川県藤沢市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。法政大学キャリアデザイン学部教授。専門はロマン主義からヴィクトリア朝までを中心とするイギリス美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
134
ビアズリーは、好きな画家です。世紀末だけあって、退廃的なエロスが、目立ちました。 https://www.tokyo-bijutsu.co.jp/np/isbn/9784808713188/ 【読メエロ部】2025/04/08
くさてる
19
題名通り、19世紀末のイギリスの美術作品をテーマを耽美と幻想、エロスに定めて解説した一冊。カラー図版がとても美しい。神話や伝説をモチーフに描かれる絵画に添えられた解説が作品の理解を助けてくれました。2025/03/24
takakomama
4
19世紀末のイギリスはヴィクトリア朝。絵画だけでなく、装飾や書物のデザイン、イラストも取り上げています。神話や伝説、ファム・ファタルなど、神秘・エロス・装飾美の異世界に浸りました。2025/03/30
Go Extreme
2
世紀末文化:オスカー・ワイルド オーブリー・ビアズリー 繁栄と堕落 近代化反発 民話郷愁 科学技術影響 商業文化 象徴と美術:ラファエル前派 唯美主義 アートとクラフト 装飾性 美のための美 色彩と形態 古典主義翻案 文学と視覚表現:文学的視覚化 恐怖と幻想 妖精画 超自然的関心 ロマン主義影響 テクストとイメージ 性的表現とジェンダー:ファム・ファタール 性的多様性 欲望の視点変容 エロス誘惑 性別概念変化 装飾とデザイン:アーツ・アンド・クラフツ ケルト文化復興 書籍デザイン イラストレーションの発展2025/03/16