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出版社内容情報
多くの芸術家を刺激し、同時代の科学や思想までを取り込みながら、絵画のみならず、彫刻や建築、テキスタイルまで多様で国際的な展開を見せたキュビスム。本書では、様々な芸術家の試みと作品を通して、キュビスムの理解へと導く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
169
キュビスムのスターと言えば、ピカソです。著者が東京大学の准教授だけに、ビギナーズ・コレクションと言う割には素人の私向けではありません。 https://www.tokyo-bijutsu.co.jp/np/isbn/9784808712877/2023/11/29
アキ
102
国立西洋美術館にて「パリポンピドゥーセンター・キュビズム展ー美の革命」の予習・復習に最適でした。音声ガイドで山田五郎の解説もまた良かった。1907年ピカソ「アヴィニョンの娘たち」に、セザンヌ風のリンゴが描かれているのははじめて気がついた。1907年セザンヌ没後の回顧展に触発され、ピカソとブラックが始めたキュビズムは、1910年分析的キュビズム、1912年総合的キュビズムと進化し、1914年の第一次世界大戦で終わりを告げるが、パリから拡がったキュビズムのうねりは、ニューヨークをはじめ世界各地に普及していく。2023/10/22
雪紫
55
ピカソのイメージが強過ぎるキュビズム。題名言われなきゃわからないのもあるし、あ、なんとなくわかるやつもある。思ったより、カラフルで、パズルっぽい。でもジグソーパズルではない。キュビズムモチーフの「夏冬」ある程度理解出来るかな・・・?しかし、レンピッカの自画像が金カムの白石やLIARGAMEのフクナガに見えてしまった。2023/10/31
Cinita
14
キュビスム展の予習に。作家・作品の紹介も手厚いけれど、初期キュビスムを支えた画商の存在や世情・思想的背景、ファッションへの展開、波及したムーブメントが各国の前衛美術グループへどのように影響を与えたか等々、周辺情報まで詳しく解説されていてとてもおもしろかった。セザンヌからピカソ・ブラックへの影響について、具体的な技法の解説も添えられてるのもありがたかった。しかし「バウハウス」のときも思ったけど、このシリーズ入門書みたいな顔してめちゃくちゃ中身が濃いな……。2023/12/03
takakomama
9
国立西洋美術館の「キュビスム展 美の革命」の復習。フランスでピカソとブラックが始めたキュビスムは、絵画や彫刻、建築、装飾芸術など分野を超えてたくさんの芸術家に影響を与え、世界中に広まっていきます。キュビスムは、私には何が描かれているのかわからなくて、難解。2023/11/09