出版社内容情報
世界的に名高い大阪市立東洋陶磁美術館のコレクションより、選りすぐりの傑作を紹介する展覧会(九州国立博物館で開催)の公式図録兼用一般書籍。陶磁器の名品を通じて、アジアと日本の文化交流を具体的に知る機会を与えてくれる。
目次
プロローグ 大阪市立東洋陶磁美術館を創ったコレクション(大阪市立東洋陶磁美術館と安宅コレクション、李秉昌コレクション)
第1章 東洋陶磁礼賛―名品で辿る東洋陶磁の歴史(中国陶磁;韓国陶磁)
第2章 日本文化となった東洋陶磁(九州から出土した東洋陶磁;禅宗寺院の喫茶と茶器;足利将軍家と唐物;近世日本の食の器―中国陶磁の影響;憧れの東洋陶磁―日本文化となった中国・韓国のやきもの)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れっつ
37
随分と昔、大阪市立東洋陶磁美術館に初めて訪れた時、国宝・飛青磁花生の前から離れられなくなった。淡くて深い透明感のあるその青磁の色、均整のとれた美しいフォルム、滑らかな肌艶、上品に配置された鉄釉の飛び柄、凛として静謐な佇まい、その全ての虜になった。国宝とはまさに!と、長き時間を生き残り大切にされてきた目の前の陶磁器を、何時間も眺めた。それを今また、ここ"きゅーはく"で見られるという歓喜!願い叶い、存分に内なる対話を満喫してきた次第。時代を遥か超えここに存在する素晴らしい収蔵品の数々を、また見られてよかった!2023/07/16
kaz
0
写真を見ただけでも評価の高さが伝わってくる。ぜひ実物を見てみたい。図書館の内容紹介は『世界的に評価の高い東洋陶磁コレクションで知られる、大阪市立東洋陶磁美術館の所蔵品から中国・韓国・日本陶磁の名品を、絵画や考古資料と合わせて紹介する。九州国立博物館で開催の展覧会の公式図録』。2023/10/28