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出版社内容情報
フォーヴィスムの画家とされるアンリ・マティス(1869~1954)の、実は多岐にわたる表現形式の芸術的実践へ多角的アプローチを試みた大判作品集。多作の中から厳選を重ねた170点強の図版により、作品世界の全貌を描出する。
内容説明
マティスは絵画と彫刻という伝統的な芸術ジャンルにおいてだけでなく、陶器の絵付け、舞台の衣装や装置のデザイン、そして建築の装飾などの幅広い領域において活動していたのである。
目次
1 初期活動―近代芸術の発見 1869‐1904
2 色彩の解放 1904‐1908
3 室内と装飾 1908‐1913
4 急進的革新―抽象と実験 1913‐1917
5 ニース初期時代―アトリエと劇場 1917‐1930
6 テーマとヴァリエーション 1930‐1943
7 建築へ―光の裁断師 1943‐1954
著者等紹介
米田尚輝[ヨネダナオキ]
国立新美術館主任研究員。1977年、京都府生まれ。パリ社会科学高等研究院DEA課程修了。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。専門は近現代美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
風に吹かれて
19
6月のNHK『日曜美術館』でマティスが取り上げられた。色の使い方や造形の仕方が興味深かった。フォービズムや印象派の影響が指摘されるようだが、マティスのユニークさに魅了された。 作品の変遷が見えやすいように制作順に代表作を掲載した本書でもマティスの絵画、彫刻、切り絵などの作品を見ることの快さを感じた。 →2023/07/24
ヒラP@ehon.gohon
17
今年行ったアンリ・マティス展がそのまま再現されて、とても心地よく鑑賞できました。2023/11/02
takakomama
6
絵画、彫刻、切り紙絵、デザインなど諸芸術の作品集。シンプルな絵と明るい色が素敵です。東京都美術館の「マティス展」は行きそびれましたが、2024年国立新美術館の「マティス自由なフォルム展」は行きたいです。2023/11/15
華形 満
6
東京都美術館で開催中のマティス展鑑賞の為の予習に”読了”ではなく”鑑賞”した。そして実際に会場に足を運び、復習で”再鑑賞”し、世界中にマティスのファン多しと言えども、特に我々日本人の心を掴むのかが見えてきた。特に切り紙絵の「ジャズ」の一連の作品から現代アート旗手のキース・へリングに通じる一種の”表現の揺らぎ”の様なものが共通していると思えた。シンプルだが奥深い、それがマティス作の魅力だろう。裸婦像では、裸婦そのものでは無くその周囲の色彩の方に注力したというのも再認識出来た。2023/07/31
ichigomonogatari
5
先日マティス展に行ったので図書館で借りてみた。同じマティスでもこのように並べられるとまた違った感じで驚いた。同じテーマで何度も、いろいろな形で作品にしているんですね。おもしろかった。2023/08/31