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出版社内容情報
近代京都画壇で活躍し、優れた写生力と卓越した表現力を駆使して動物たちの躍動感溢れる姿やすがすがしい山水を描いた木島櫻谷(1877-1938)。傑作の誉れ高い大作から写生帖まで、様々な角度から名作の数々を紹介する初の作品集。
目次
木島櫻谷の生涯
第1章 動物―語りかけるまなざし
第2章 花木―いのちの讃歌
第3章 人物―線に凝縮された人生
第4章 山水―こころの旅の行方
特集 衣笠の邸宅
著者等紹介
実方葉子[サネカタヨウコ]
1969年、兵庫県生まれ。京都大学大学院文学研究科美学美術史学専攻、博士課程単位取得退学。1997年より泉屋博古館(京都)で学芸員を務め、現在、泉屋博古館学芸部長。2010年より公益財団法人櫻谷文庫と共同で木島櫻谷の遺品調査を継続(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
26
明治から大正にかけて京都で活躍した日本画家。表紙にあるように、動物と植物がいい。輪郭線を描かずに一気に塗る付立の技術で描かれ、その勢いが清々しい。日々、写生帖を手放さず、読書と詩作、その先に画業がある、という姿勢は、羨ましくも、背すじが伸びる話。写生帖自警、という漢詩を書いていて、まるで宮沢賢治みたい。奔馬図、の筆の勢いには惚れ惚れするし、寒月、の引き締まった世界感や、月下遊狸の柔らかそうな毛や丸まった背中もいい。2024/10/27
貧家ピー
6
福田美術館で鑑賞し、動物、特に目の優しい描写が半端ない 木島櫻谷の作品集。動物、花木、人物・歴史、山水と章毎に紹介されてるが、やっぱり動物の絵がいいなあ。2023/04/08
kaz
4
木島櫻谷の絵を、動物、花木、人物、山水の別に紹介。自分の好みで言えば、動物が群を抜き、次が花木か山水かといったところ。動物の緻密な描写の迫力には、思わず息をのんでしまう。図書館の内容紹介は『優れた写生力と卓越した表現力を駆使して動物たちの躍動感溢れる姿や清々しい山水を描いた、近代京都を代表する日本画家・木島櫻谷の世界へ誘う概説書。傑作の誉れ高い大作から写生帖まで、様々な角度から名作の数々を紹介』。 2023/02/01
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