出版社内容情報
豪快な大作の一方で、両手や掌におさまる作品には親密な魅力が溢れている。未公開コレクションを中心に、繊細な彫りや豊かな色彩が印象的な小作品を厳選し、本書のために新たに撮影。ここだけの棟方志功に出あえる唯一無二の画集。
内容説明
未公開コレクションを中心に、印象的な小作品を厳選。
目次
第1章 物語る板
第2章 詩歌の世界
第3章 祈りの心
第4章 いのちを彫る
著者等紹介
石井頼子[イシイヨリコ]
1956年、棟方志功の長女けようの長女として東京都に生まれる。棟方と生活を共にし、その制作風景に接しながら育つ。慶應義塾大学を卒業後、2011年の閉館まで棟方板画美術館に学芸員として勤務。2018年より南礪市立福光美術館特別専門員として棟方志功関連事業の後見と資料のアーカイブ化を担当。2023年開催の「生誕一二〇年棟方志功展」に学術協力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
20
棟方志功展で見てきたものと同じ内容が多いので嬉しいです。本物の迫力には及ばないけれど、木目を感じつつ細かいところも鑑賞できます。2023/10/23
Shoko
18
図書館本。『板上に咲く』を読んで、作品を見てみたくなって手に取る。こんなにカラフルな作品もあったんだ!というのが一番最初に感じたこと。大胆かつ繊細。作品中に出てきた『大和し美し』、『善知鳥版画巻』も見れた。作品としては『華厳譜』がすごいな!と思った。いつか本物も見てみたい。2024/06/21
遠い日
5
これだけの量をいちどきに観られること、壮観です。迫力ある版画の刃の勢いに呑まれそうになったり、はたまた濃やかな細部に見惚れたり。サブタイトルの通り、まさに「森羅万象」を具現した印象。版画もいいけれど、肉筆画もすばらしい。2023/02/06
kaz
2
豪快で強い迫力を感じるが、よく見ると繊細という不思議な世界。好きか嫌いかを超越している。ただし、色彩感覚は、自分とはちょっと合わないものも多い。モノクロあるいはせいぜい数色でまとめた作品の方が好きかも。図書館の内容紹介は『言葉に遊び、森羅万象あらゆる「いのち」に感謝と祈りの思いを込めて板を彫り続けた棟方志功。その未公開コレクションを中心に、繊細な彫りや豊かな色彩が印象的な小作品を厳選し、新たに撮影して収録する』。2022/12/09
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