内容説明
花嫁はなぜお色直しをするのか?決定版婚礼の衣裳史。
目次
1章 江戸時代の武家の婚礼(大名家の婚礼;式三献の衣裳 ほか)
2章 江戸時代の町人の婚礼(町人の婚礼衣裳 寿ぎの色;町人の婚礼衣裳 寿ぎの模様 ほか)
3章 伝統の継承と革新(伝統の色と模様の継承;ジャパニーズ・ブラックフォーマル 黒地の婚礼衣裳 ほか)
4章 幸せを祈る心(寿ぎの心を包む 江戸~明治の袱紗;新たな命の幸せを祈る 子どものための衣服 江戸~大正)
著者等紹介
長崎巌[ナガサキイワオ]
共立女子大学家政学部教授/同大学博物館館長。1953年大阪市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程単位取得満期退学後、東京国立博物館で20年にわたり染織史・服装史の研究・展示に携わり、2002年より現職。2005年、きもの文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蒼
27
写真が多用されており、鎌倉時代時代からの武家社会の婚礼衣装を取り上げた学術的な本でもある。現代の花嫁衣装である「白無垢」や「色打掛」の始まりや意味がわかる本だった。花嫁衣装に込めた幸せを寿ぎ願う思いは連綿と続いて来ているんだなと思う。2021/11/13
tomtom
17
とても豪華で刺繍も美しい。後半着ていた人の写真もあってよかった。田中家博物館にも行ってみたいと思えた。展覧会が終わってしまっていたのは残念。2022/12/01
きょう
13
奈良県立美術館で展覧会があるので借りました。そごう美術館からの図録兼書籍。こんな形なら図書館でいつまでも読めるので、ほかの図録でも取り入れて欲しいです。 婚礼衣裳の歴史がよくわかりました。江戸時代の武家でも公家に倣った婚礼が行われ、町人の富裕層も倣ったけれど、より豪華になりつつも意味合いは薄れて儀式は減ります。 展覧会は前期で、旧田中本家の白無垢が見られました。後期展示は赤無垢です。婿養子との婚礼なので本来は赤無垢は使わないけれど…。10月からは福井市に巡回するそうです。秋の福井旅行、行きたいかも。2022/05/29
skr-shower
3
資料探し。いつの時代もめでたい寿ぎの衣装。2021/11/29
takao
1
ふむ2022/08/05