著者等紹介
金子信久[カネコノブヒサ]
1962年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。府中市美術館学芸員。専門は江戸時代絵画史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わむう
21
養源院と「京の国宝」で見た俵屋宗達についてもっと知りたくなったので読みました。2021/09/02
noko
4
子供向け絵本ですが、取っ掛かりとして学ぶには丁度いい本。サラッと琳派の流れを解説しています。俵屋宗達の記録はあまり残っておらず、いつ産まれたか不明。京都で絵師をしていて、その店の名が俵屋なので、俵屋宗達という。普通は優れた僧に与えられる、法橋という位を貰った。一般人の絵師としては初めて。宗達の風神雷神は多くの画家がコピーをしている。宗達独自のデザインではなく、古い絵巻物に小さく描かれていたのを、宗達が抜き出した。世界各地に風神雷神とみられる神様がいる。尾形光琳も、法橋の位を貰う。燕子花図屏風はシンプル美。2023/09/14
ビシャカナ
1
子供向けの解説書だからこそ図版も豊富で大きく分かりやすい、『風神雷神図屏風』を原寸大で切り取り、大雑把ですらある大胆な表現には目をみはる。生没年も不明な俵屋宗達、呉服問屋だからこその審美眼の尾形光琳、生涯と作品を比較しながらも「琳派」という表現に装飾性や、日常の中の美術に通じるものを見いださせるようだ。宗達や光琳の作品は大きな図版で手にって見るとまた違った趣がある。やはり身近に置きたい美術意識があるのかもしれない。2023/08/27
Y
0
★★★★☆2022/03/01