著者等紹介
高橋明也[タカハシアキヤ]
1953年生まれ。東京藝術大学大学院美術研究修士課程修了。国立西洋美術館学芸課長を経て、現在、三菱一号館美術館館長。専門はフランス近代美術。2010年にフランス芸術文化勲章シュヴァリエ受章。企画展覧会、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちい
2
友人であり、よきライバルだったピカソとマティス。 性格など、色々な面で正反対だった2人の画家。 作品を見比べると、ピカソの絵は、『隙がない』。まるで、はじめから完成形が見えていたかのよう。天才と言われる所以が分かる。 マティスの絵は、『気持ちいい』。家に呼ばれているような感じがする。ただ、マティスの切り紙絵も、なかなか隙がない。全く無駄がなく、シンプルで最高だと思う。 ピカソは『人はなぜ絵画を理解しようとするのだろうか?』と言う。 頭で考えずに、純粋に、絵そのものから何かを感じ取りたい。2023/07/13
UTA
1
ピカソとマティスが、それまでの西洋美術界の風潮である、正確に描画する傾向から、感じたことを感じたままに描写する技術を生み出した。ピカソが、『人はなぜ絵画を理解しようとするのだろうか?』と疑問を投げかけたのは納得してしまった。2021/08/12
トッコ
1
ピカソって、14歳からめちゃくちゃ絵が🖼うまい2020/07/07
りょう
0
解説が温かくていい。ピカソ、マティスもどちらも素敵!2024/05/06
ビシャカナ
0
幼い頃から絵の天才だったピカソと、成人してから絵を志したマティスだが親交が深く、共に20世紀までの西洋絵画の概念を覆す、自由な色と造形で新しい美術を切り拓いた。モノを色んな角度から見て一枚の絵にするキュビズム、絵を楽しむ自由な子どものような絵、神話や物語性から脱却した気持のいい絵、リアルでなくてもいい、テーマはなんでもいい、絵の具で描かなくてもいい。今日の美術は確かにこの二人を抜きに考えられない。2023/08/27
-
- 電子書籍
- 野望の王国 完全版 12
-
- 電子書籍
- 世界一!大好きな彼から45日でプロポー…