ToBi selection<br> ヴィルヘルム・ハマスホイ―静寂の詩人

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ヴィルヘルム・ハマスホイ―静寂の詩人

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  • サイズ B5判/ページ数 144p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784808711474
  • NDC分類 723.389
  • Cコード C0071

内容説明

19世紀末から20世紀にかけて活動したデンマーク人画家、ヴィルヘルム・ハマスホイ。静謐な室内画をはじめ、独特の詩情を湛える風景画や建築画、モデルの内面を鋭く捉えつつも、共感に満ちた肖像画など、およそ30年間の活動を通じて優れた作品の数々を世に送り出しました。ハマスホイの「寡黙な」芸術は、初めこそデンマークの人々になかなか受け入れてもらえなかったものの、やがて国内外で高い評価を得るようになります。没後、一時は忘れられたハマスホイですが、近年、世界中で再び注目を集めています。日本でも初めての回顧展が2008年に開かれ、多くの人々に深い印象を残しました。本書は、ハマスホイのデビュー作から、最後に描いた室内画まで、画家の創作活動を辿りながら、その人生と同時代のデンマーク美術(の一端)を紹介する画集です。

目次

1 1885‐1891(灰色の革命)
2 1891‐1898(模索と展開)
3 1898‐1908(風景、建築、人物;ストランゲーゼ30番地)
4 1908‐1916(古い部屋を求めて)

著者等紹介

萬屋健司[ヨロズヤケンジ]
1979年、長崎県生まれ。旧大阪外国語大学卒業、大阪大学大学院博士前期課程(西洋美術史)修了、同大学院博士後期課程単位取得退学。2004‐05年、2006‐08年、コペンハーゲン大学、同大学院に留学。2009年より山口県立美術館勤務。専門領域はデンマークを中心とする19世紀北欧美術(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

75
東京都美術館の展覧会は行けなかったので、本年1月に出版された画集で鑑賞した。お気に入りの本、新潮クレスト・ブック『サラの鍵』の表紙に使われた絵「室内ー開いた扉、ストランゲーゼ30番地」1905年で元々馴染みはあったが、暗い室内と扉や部屋の線、後ろ向きの女性が佇む姿が特徴的な作家。デビュー作「若い女の肖像、画家の妹アナ・ハマスホイ」1885年は、長らく自宅に飾らせていた。静かで穏やかな光が差し込む室内は、ある種の懐かしさを呼び起こすよう。1916年コペンハーゲンで死去。女性の後ろ姿は全て妻のイーダであった。2020/04/05

けんとまん1007

55
静寂の詩人という副題。まさしく、静寂を感じさせる絵であり、それでいて語りかけてくるものがある。それは、雄弁おいう表現にはならないが、いつまでも余韻の残るような語りかけのように思う。静寂な室内の様子ではあるが、それでいて、ずっと見続けてしまうものがある。また、描かれている人の表情や、後ろ姿からも、丁寧に生きている姿を感じ取れる。2020/08/04

ちえ

54
「静寂の詩人」という副題が正にそのもの、どの絵にもとても引き込まれた。こんな絵が1枚身近にあったらなぁ…ずっと眺めていたくなる…。引用されている画家や家族の言葉も心に響く。室内画と共に古い建物を描いた絵や風景画も美しい。どの絵にも穏やかな静けさが満ちている。読友さん繋がりで、クレストブックスの「サラの鍵」の表紙がハマスホイの絵だと気が付いたのだが、調べるとウイリアム・トレヴァ―コレクションの表紙もそうだと知り、トレヴァーは以前から読みすすめたいと思っているだけに購入したい気持ちが出てきて困る(;´Д`)2020/07/19

奏市

31
何きっかけでハマスホイに興味持ったか忘れたが、近年気になっていたデンマーク人画家。図書館で見つけ借りる。室内画が多く、灰色と白を基調とした落ち着いた静かな雰囲気。人物はいないかいても後ろ向き。ただ家族、特に妻は多く描き、こちらを向いているのもそれなりに。室内なのに幽玄、幻想的。以前、国内の美術展で見て気に入りポストカードを買ったヴァロットンの『五人の画家たち』は、ハマスホイの『五人の画家』を見て影響受けて制作されたとの経緯を知った。「モティーフを選ぶ際に私が目を向けるのは、何よりもまず、その線なのです。」2020/08/14

おおた

20
海外文学ファンには国書刊行会のウィリアム・トレヴァー・シリーズで有名なハマスホイ。美術展に行って図録も買ったが、今回は妻のいる室内画が少なかったこともあり、もう一冊。図録に比べると光沢が再現されていて、僅かながら黄色が強いように思う。どちらも所有して見比べたい。見ていると時間を忘れてしまう。2020/03/14

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