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ギュスターヴ・モロー―世紀末パリの異郷幻想

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  • サイズ B5判/ページ数 143p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784808711467
  • NDC分類 723.35
  • Cコード C0071

目次

PROLOGUE ギュスターヴ・モローの人生と芸術
1 魅惑する女
2 宿命と格闘する男
3 詩人と霊感
4 信仰
5 寓話とアレゴリー
6 死と永遠
EPILOGUE モローの遺言

著者等紹介

隠岐由紀子[オキユキコ]
美術史家。東京大学人文系大学院博士課程修了。武蔵野美術大学、青山学院女子短期大学、明治学院大学、成蹊大学、一橋大学などで西洋美術史の教鞭をとる。帝京平成大学准教授を定年退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

77
ギュスターヴ・モロー展への予習として読む。ファム・ファタルを描いた画家の生涯は聖母のような女性達と理解に溢れた人々の愛に包まれていた。同じ画家が同じテーマで描いたのに全く、違うタッチで描かれる事で絵から受ける印象が違ってくるのは凄い。また、ギュスターヴ・モロー自身の言葉も夢幻と戯れる人の琴線に振れるものがあるだろう。展示会では『出現』の実物が見れて本当に嬉しかった。どこか恨めしげなヨハネの首に対して艶然さと無垢さを湛えながらも運命に挑むような瞳で対峙するサロメに憧れる。そして『パルクと死の天使』の畏怖性も2019/08/09

更紗蝦

39
モローの作品には、かなり小さなサイズのものがあるので(1995年の西洋美術館の「ギュスターヴ・モロー展」に行った時、自分が想像していたよりもはるかに小さかった作品がいくつもあり、驚きました)、部分を拡大して掲載しているページがあるのが嬉しいです。アンリ・リュップに宛てた自らの葬儀に関する指示書が、「私もこういう遺言を残したいなぁ」と思える理想的な内容で、絵画作品だけでなく遺言にも憧れてしまいました。2021/03/17

Nat

39
図書館本。図版がとても美しい。モローの人生と芸術の解説が、とてもわかりやすかった。家族、恋人、弟子たちに愛された人生だった。晩年10歳年下の最愛の恋人に先立たれてしまったが、国立美術館の教授として、ルオー、マチスらの大画家を育てた。とても素晴らしい指導者だったことを知った。遺言により、モロー邸は世界初の個人美術館となった。パリの国立ギュスターブ・モロー美術館はいつか行きたい美術館の一つ!2021/01/09

A.T

25
表紙、表4から続く巻頭合わせて13ページの人気作品のクローズアップが素晴らしい。汐留Panasonic美術館で鑑賞した時は、自分みずからの目が惹きつけられ、感覚としてクローズアップしていたが、こうして本としても絵画の急所とも言える部分にグッと寄って、おそらく原寸よりも拡大して見せてくれることは大変嬉しい作品集だ。2019/09/28

チャッピー

25
モロー自身が作品に対して残した言葉を引用しながら数々の絵画を紹介している。モローは『出現』の作者という以外あまり知らなかったのだが、『ガラテア』『妖精とグリフォン』『青年と死』などハッとするほど美しい人物が描かれ、実物を見たいと思った。2019/06/27

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