出版社内容情報
20世紀初頭、ロシアのおとぎ話を題材に美しい絵本を残したビリービン。宮崎駿ら多くのクリエイターを魅了した幻の絵本を撮りおろしの写真とともに紹介し好評を博した初版を増補し、より作品を堪能できる愛蔵版として刊行。
田中友子[タナカトモコ]
著・文・その他
内容説明
19世紀末から20世紀初頭のロシアに、民衆が育んできた民話にインスピレーションを受け、絵本を作り始めた画家たちがいた。ここにロシア絵本の黄金時代が幕を開ける。なかでも最も輝いていたのがビリービンによるロシアの昔話絵本だった。100年前の貴重な絵本の挿絵や原画を収録。革命前のロシア絵本の最盛期に注目し、人々が見た夢の残像を追う。
目次
1 イワン・ビリービンの絵本世界―解説 イワン・ビリービンの生涯と作品(イワン王子と火の鳥と灰色オオカミ;カエルの王女;鷹フィニストの羽根;うるわしのワシリーサ;マリヤ・モレヴナ;姉アリョーヌシカと弟イワーヌシカ;白いカモ;サルタン王物語;金の鶏の物語;漁夫と魚の物語;ヴォリガ)
2 ビリービンの絵本以外の仕事―解説 絵本以外のグラフィックデザインと舞台美術(絵葉書;その他のグラティックデザイン;舞台美術)
3 ビリービンと同時代の絵本画家たち―解説 新しい表現手段に挑戦する画家たち(ヴィクトル・ヴァスネツォフ;エレーナ・ポレーノワ;セルゲイ・マリューチン;ゲオルギー・ナールブト)
著者等紹介
田中友子[タナカトモコ]
京都府生まれ。京都芸術短期大学卒業後、全ロシア映画大学を卒業。ロシア児童文学・文化研究誌『カスチョール』の編集に携わるかたわら、『ブック・アートの世界』(水声社、2006)や『絵本の事典』(朝倉書店、2011)などの共著書でロシアの絵本文化を紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
組織液
Sasacci
-
- 電子書籍
- 恋とか、キスとか、カラダとか。(4) …
-
- 和書
- 精神腫瘍学