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目次
プロローグ 誕生・幼少年期
第1章 習作の時代・春朗期
第2章 宗理様式の時代
第3章 読本挿絵と肉筆画の時代
第4章 絵手本の時代
第5章 錦絵の時代
第6章 肉筆画の時代
エピローグ 北斎、死す
著者等紹介
永田生慈[ナガタセイジ]
1951年~2018年2月6日。島根県津和野町出身。美術史家。浮世絵研究家。北斎研究の第一人者。2016年、フランスの芸術文化勲章「オフィシエ」を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
booklight
39
いやー、しかし画が好きだね、北斎。90歳まで描き続け、晩年「あと10年、いや5年あればまことの絵描きになってみせる」とか、流石画狂。14、5歳から画にかかわり、作風を変えつつニーズのあるものを世に出し、自らの画を極めていく。その多彩と量と質を支える何かに感服してしまう。財に興味なく、北斎の中心にはいつも画があったのだろう。幸せな人生。冨嶽三十六景+裏十景を見ていても、構図や風俗やデザインなど見所たくさん。俗に足を突っ込んだままなのもいい。今でいうと手塚治虫とか宮崎駿とかだろうか?益々興味が湧いてくる。2020/12/30
sofia
31
島根県立美術館の作品が多いなと検索すると、監修の永田生慈氏の永田コレクションが島根県美に寄贈され県外不出とのことを初めて知る。「もっと知りたい」シリーズは生涯を作品とともにわかりやすく教えてくれる。展覧会だけではわからない90年の生き様。今度、すみだ北斎美術館に行ってみたい。できたときはマイブームではなかったので。2024/07/05
Ayako
23
北斎の生涯を辿る事ができる一冊。当時の社会情勢や同時期の人物についても記載があり、絵以外からも北斎像を探ることができる。90才までひたすら自らの絵を追い求めた北斎の飽くなき探求心に感嘆した。2020/08/20
kirinsantoasobo
15
図書館本。TV番組の博士ちゃんで葛飾北斎がとりあげられていて、もう少し知りたくなり読んでみました。 有名な「富嶽三十六景」などの風景版画は、北斎が71歳から74歳の頃の作品だと知り驚きました。もっとも惹かれたのは、53歳頃から描き始めた絵手本「北斎漫画」でした。真の姿を写すことにこだわり、観察力や捉え方の凄さに圧倒され、観ていて楽しくなるものばかりでした。他にも魅力的な作品がたくさんあり、本だけではなくて美術館にも行きたくなりました。ヨーロッパでも北斎は有名で、毎年「葛飾北斎展」が開かれるそうです。2024/01/23
takakomama
5
「冨嶽三十六景」24ページ分を巻頭に増補した改訂版。「冨嶽三十六景」は世界各地の美術館に収蔵されてるんですね。英語のタイトルに、なるほど・・・と感心しました。2019/04/09