出版社内容情報
今、最も注目を集める画家の一人、入江明日香の初作品集。版画をコラージュする独自の技法の作品を中心に約80点を掲載。「風化」と「再生」をテーマにした、物語を感じる世界を堪能できる。
入江 明日香[イリエ アスカ]
著・文・その他
内容説明
コラージュによる独自の技法で、版画の可能性を切り開くアーティストの初期作品から、京都版画トリエンナーレ大賞を受賞した「醍醐枝垂桜」などの代表作、2018年制作の最新作まで、約75点を掲載。
著者等紹介
入江明日香[イリエアスカ]
1980年生まれ。多摩美術大学大学院博士前期課程美術研究科版画領域修了。2012‐13年文化庁新進芸術家海外研修員としてパリに留学。京都版画トリエンナーレ大賞ほか受賞多数。個展・グループ展多数。コラージュによる独自の技法で版画の可能性を広げ、注目を集めるアーティスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くたくた
34
入江明日香さんの一冊目の作品集。先に見た新しいほうの作品集「雷鳴と花」よりもややシンプルな作品が多い。子供をモチーフにした作品多数。すごく全体的にファンタスティックなのにリアル。なのに何故か猫がまんまるで可愛い。いろいろなものを内包して混沌としながら清楚で美しい。2024/10/06
Polkadot.☆
3
初めて絵に引き込まれました。入江明日香さんの作品には不思議な力があるような気がします。この魅力を知って欲しくて彼が運営しているブログに投稿しました。是非、そちらも見てやってください。 https://trend-tracer.com/asuka-irie/2019/01/20
参謀
3
「ミクストメディア」というコラージュによる独自の版画技法の画集とのこと。人物の中身が見え、風の揺らぎのように別のもので埋め尽くす。風化と再生など相反するものが共存する独特の世界ですか。なるほどね~。消滅と再生の矛盾した違和感が何とも言えない感じを味あわせてくれました。個人的には人間より、動物の方が好みでしたね。2018/07/25
マーチ
0
埼玉県立近代美術館にて開催中の「美男におわす」展。そこで初めて作品を見て、ミュージアムショップで作品集を即購入。 色彩の瑞々しい鮮やかさに感激。 本の終わりに作品の作り方が載っているが、なんとも独特で不思議な方法だなあ。 幻想的で素敵な作品。これからもこの方がつくる作品を追っていきたいと思った。2021/10/09