出版社内容情報
グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルのGAFAとバイドゥ、アリババ、テンセント、シナの中国Big4の闘いの行方は?
内容説明
グーグル、アマゾンら米国勢vs.アリババ、テンセントなど中国企業。米中“天才起業家”たちの激闘。その勝負のゆくえは?そして「コロナ後」を狙う新興勢力とは?
目次
序章 「石油の世紀」から「データの世紀」へ
第1章 それはヒッピーとオタクから始まった(誕生とともに養子に;銀の匙を咥えて;コンピューターを解放せよ ほか)
第2章 GAFAM誕生(世界に検索させたグーグル「怖いのはガレージで全く新しい何かを生み出している連中」;数学的才能;検索する世界 ほか)
第3章 驚異の昇龍(逮捕された「ファーウェイの娘」;昔、日本、いま中国;データで計画経済をバージョンアップ ほか)
著者等紹介
大西康之[オオニシヤスユキ]
1965年生まれ。愛知県出身。1988年早稲田大学法学部卒業、日本経済新聞社入社。欧州総局(ロンドン)、日本経済新聞編集委員、日経ビジネス編集委員などを経て2016年4月に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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きみたけ
54
著者は元日本経済新聞編集委員・日経ビジネス編集委員の大西康之氏。覇権争いを繰り広げる「GAFAM対中国Big4」、新型コロナ危機で新しいフェーズに突入したデジタルキングダムの戦いを、それぞれの王国を築き上げた王たちの物語でまとめた一冊。「文藝春秋」で連載中の「世界経済の革命児」をベースに加筆修正。GAFAMの方はこれまでに創業者や企業の生い立ちなどの情報に触れる機会があったが、中国Big4(アリババ・テンセント・バイドゥ・バイトダンス)の詳細が載っていて良かった。往年の日系企業の栄枯盛衰がむなしく映る。。2025/03/26
スプリント
9
中国の先進企業はよくも悪くも共産党政権の影響を受けざる得ない。世界的な覇権を握る企業になれないのは言わずもがな気がする。2023/12/13
アルミの鉄鍋
5
★3 初心者向きに見えた。これ系の本を読んでる人は内容が重複してるようにも感じる。最初のAppleとマイクロソフトの章が1番内容濃いようにも見えた。参考図書が多いから?2021/07/17
くらーく
4
文藝春秋の連載をベースにした本らしい。 アメリカの方は、フェイスブック前までは結構知っていることが多いかな。ザッカーバーグについては、映画を見たくらいかな。あまり、SNSは興味が無い。何故かな?mixi位で止まった。 中国は知らない事が多かったので、読んだ甲斐があるかも。でも、知ったところで何が変わる訳でも無いし。 デジタル共産主義って面白いね。監視されても、便利になれば良い世界か。確かに新型コロナ対策の報道を見ても、中国の凄さ(良い意味でも悪い意味でも)は感じるなあ。 ただ、選択の余地が無いのがねえ。2021/05/06
n-mochizuki
3
米国と中国の超Big企業の生立ちや今、未来について書かれた本でしたが、とりわけ中国企業のスピード感が凄まじく、個人情報の取扱いに関してハードルが低い中国がデータの利活用という観点でより一層飛躍していくような気もしましたが、それが果たして我々の価値観と合う結果になるのかは時が経たねばわからないなと思いました。2022/03/26